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2008年9月15日 (月)

千駄木庵日乗九月十四日

午前は父母のお世話。訪問看護師の方と共なり。

午後からは在宅して原稿執筆。完成。送付。

           ○

「篤姫」というドラマは明治維新の歴史が描かれているので、大体見るようにしている。今日は島津久光が江戸に兵を率いて来て、幕閣を脅かして、孝明天皇の幕政改革の勅諚を無理に受け入れさせたように描かれている。しかしこれは、天皇の御命令に従おうとしない幕府が悪いのである。

江戸には旗本八万騎(実際は五千家)がいたはずである。島津久光が連れて来た薩摩藩士は五百人。脅しに屈したなどということがあり得ようか。屈したとしたら、徳川幕府そして旗本というのも随分だらしないということになる。やはり、勅諚の権威に逆らえなかったのであろう。

京都などで勤皇の志士たちと実際に戦ったのは、新撰組などの浪士上がり、百姓上がりの武装集団であって、旗本といわれる正規の幕臣たちは、汚れ役を嫌って戦わなかった。京都にも行かなかった。汚れ役というか実際の戦いは会津藩と新撰組などに押しつけたのである。

今日は登場しなかったが、岩倉具視が狡賢い女性的な人物のように描かれていた。これもおかしい。岩倉はもっと精悍な人物であったと思う。申し訳ないが片岡鶴太郎が演じたのでは品格に欠ける。

それにしても、このドラマを見ていると、徳川将軍家の権威も権力も戦闘力も次第に弱体化していく様子がよくわかる。

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