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2008年8月16日 (土)

千駄木庵日乗八月十五日

朝、岐阜を出発。東海道線で名古屋へ。

徳川美術館見学。徳川美術館は、昭和十四年、徳川御三家筆頭の尾張徳川家当主・徳川義親しによって創立された。尾張徳川家に伝わる重宝などが展示されている。武具・刀剣・茶道具・絵画・書などを見る。また『徳川家康と戦国の戦い』という特別展も開かれていた。

感想は色々あるが、後日あらためて書きたいと思う。ただ、戦国時代の覇者徳川家康が、権力と武力にによって収集したものが多い。特に大阪落城の際に奪い取った刀剣などを見た時、『切り取り強盗は武士の習い』という言葉を思い出した。覇者が力で集めて美術品ということである。

また、徳川幕府は、皇室の神代以来の神聖なる信仰的な権威を借りて、自己の権威を作り出したこともあらためと実感した。そして、徳川氏が次第に貴族化していって、武家というよりも貴族になってしまったことも実感した。この二つのことは重要であるので、詳しく論じたいと思う。幕末の危機は、東照大権現の宗教的権威では乗り切ることは出来ず、神代以来の天皇の神聖権威によってこそ、国民的統一が図られ、維新が断行されたのである。

炎天下、徳川園という庭園を散策。尾張徳川家二代藩主・光友の隠居所を四年前に復元したものなので、他の大名庭園とは比較にならない。

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