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2008年6月13日 (金)

千駄木庵日乗六月十二日

午前は父母のお世話。訪問看護師の方と共なり。

午後二時より、永田町の村上正邦氏の事務所にて、「日本の司法を考える会」開催。

魚住昭氏が講演し、「裁判員制度実施一年前になって、新聞が非常に批判的になった。新潟県弁護士会ともう一カ所の弁護士会が『延期決議』をした。『私たちがあんたらのために税金を払っているのに、なんで私らがせなあかへんの』という疑問に答えることが出来ない。市民の法律に関する常識が感情に流されてしまう。

地裁段階でしか裁判員制度は適用されない。地裁の結論に対して検察が異議申し立てをして高裁に行くと、八〇%以上検察の主張が通る。

無罪を主張すると何時までたっても拘置所を出ることが出来ないので、早く出たいために有罪を認めてしまう。この問題に何の対策も講じないで、裁判員制度を認めるとどうなるか。拘置されていると、被告人はろくに弁護士と相談できないし、自分の無罪を証明する活動も不自由になる。

裁判官は中立公正・自主独立の立場であらねばならないのに、常に上を見ている。最高裁の人事政策が問題。平目裁判官を重用する。

司法改革はアメリカの要求で始まった。アメリカの要求を奇貨として、官僚がトクをするシステムにするのが司法改革。感情だけを刺激し視聴率を稼ぐテレビ番組が横行している中での裁判員制度導入はうまく適用できるとは思わない。

情報を握っているところが情報を欲しがる所をコントロールする。検察・警察担当の記者は検察・警察の批判を書きにくい。裁判の何処が悪いのかを全く議論しないで、全く別の所から別の制度を持って来ても解決しない。」と語った。

夕刻、衆議院第二議員会館の同志事務所訪問。懇談。

帰宅後は原稿執筆。

         ○

裁判員制度についてはよく分りませんが、日本人のような情緒的な国民には不適切な制度だと思います。集団催眠にかかりやすく、こいつは極悪だと思ったら、冷静な判断せずに重刑を言い渡す危険があります。

メディアがもっとしっかりしなければ日本は良くなりません。逆にいえば、日本を悪くしているのはメディアです。今日は時間がないので詳しく書けませんが、今度の秋葉原の事件に関しても、テレビは一日中と言っていいくらい、繰返し繰返し扇情的な報道しています。

こういう報道が、さらに凶悪な犯罪を誘発するということが分からないのでしょうか。魚住氏の言う「感情だけを刺激し視聴率を稼ぐテレビ番組の横行」が諸悪の根源であります。

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 我々が事件を知るのは、新聞、テレビの視聴によることが多い。  新聞、テレビが、 [続きを読む]

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