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2008年6月27日 (金)

千駄木庵日乗六月二十六日

午前は父母のお世話。訪問看護師の方と共なり。

午後一時半より、荻窪の教育創造研究所にて、歌会「しきしまの会」開催。

午後六時より、青山の大東会館にて、「時局戦略懇話会」開催。藤本隆之展転社社長が司会を担当し、当面する諸課題について同志諸氏と討議。終了後懇親会。談論風発。

         ○

「皇室論議」という言葉がある。また、皇室・皇族に対し奉り「諫言する」などいう内容の文章を雑誌・新聞などに公表する人がいる。皇室の御安泰を願い、日本國體の護持を祈る立場に立っていると自らは信じているのかもしれない。しかし、そうした文章の中には、皇族方に対する読むに堪えない批判というよりも誹謗と言っていい文章が見られる。

そもそも皇室・皇族に諫言し奉るということは、本来、命懸けの行為であらねばならない。たとえ保守の立場に属する人であっても、いや、保守の立場に立つ人であれば尚更、生半可な姿勢で、しかも、商業雑誌に原稿料をもらって公表すべきものではない。

商業雑誌というものは、それを販売することによって利益を得ることを目的としているのだ。有体に言って金儲けなのだ。金儲けの手段に所謂「皇室論議」を利用するということは慎んでもらいたい。

また、政治家がその権力を維持するために、皇室を利用することは厳に慎んでもらいたい。また、「皇室外交」などという言葉はまことに畏れ多い、皇族は外交官ではあらせられない。

川島裕侍従長は次のように述べている。「私は、『皇室外交』といふ言葉は、あまり好きではないのです。『外交』といふものは、國家間の問題を解決し、危機を回避するために、戦略的発想に立ちつつ、いはば手練手管のやりとりでもいふべき政治的な行動の連続です。」(「神社新報」本年一月一日号所載『川島裕侍従長に聞く』)。

長く外交官を務めた川島氏がかかる発言をされたことに感銘した。「手練手管のやりとりでもいふべき政治的な行動の連続」である外交に、神聖君主日本天皇そして皇族方を利用し奉ることは、天皇・皇室の尊厳性への重大な冒瀆であり、絶対にあってはならない。

北京五輪に、皇族のご臨席を仰ぐことや、東京五輪招致実現のために、皇族方に利用し奉るなどということは、許されないことである。

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