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2008年6月10日 (火)

千駄木庵日乗六月九日

午前は父母のお世話。訪問看護師の方と共なり。

午後は「政治文化情報」次号の原稿執筆。

午後六時より、永田町の村上正邦氏の事務所にて「日本再生一滴の会」開催。南丘喜八郎氏が司会。

鈴木宗男衆院議員が挨拶。「村上イズムの魂を持った方々が集まり、村上先生の留守中も活動されることは有り難い。私の息子が収監される村上先生に『いずれ私の親父も先生の後を追います』と言ったら、村上先生は『馬鹿を言うな。戦え』と泣きながら言われた。国士・村上先生が帰って来るまで、手を取り合って頑張っていただきたい。」と涙ながらに語った。

鈴木氏はさらに、「国会が、『アイヌ民族は先住民である』という国会決議を行い、明快な意思表示をした。一人の国会議員でも、知恵を絞ればできる。『政治家弱者のため』とよく言うが、誰がそれを実行しているか。二十七本の『質問主意書』を出して来た。」と語った。

つづいて佐藤優氏による『太平記』講義が行われた。印象に残った講義は次の通り。
「『太平記』を通じて、後醍醐天皇と楠正成が我々に何を呼び掛けているかを学ぶ。教養を積むための読書では駄目。戦いのための読書であるべし。危機的状況の日本にあって、同じように危機的状況で苦労した南朝忠臣の魂を我々が知ることが大事。『太平記』は決して南朝の立場に立った本ではない。足利幕府が後醍醐天皇の祟りを慰撫するために、後醍醐天皇と楠正成の記録を後世に残すため当時の知識人に書かせたもの。『神皇正統記』の歴史観と合致しない所がある。社稷がキーワード。上から出来た支配体制としての国家に対して、下の祭りからできて来る国家が社稷。『太平記』には日本の國體観からは異質の易姓革命思想が入っている。」などと語った。

帰宅後、原稿執筆。

          ○

鈴木宗男氏の村上氏に対する心情に感激した。同じように議員秘書から議員になった人であり、拓殖大学の先輩後輩の関係に当たるお二人である。今日、同じような苦境に立たされているのはまことにお気の毒である。しかし、お二人の戦闘精神は実に強靭である。

『太平記』を本格的に読むのは今回が初めてである。歴史の勉強は本当に為になるし面白い。佐藤氏が「教養を積むための読書では駄目」と言われたが、その通りと思う。日本国の再生を目指すためにいかなる学問をすべきか、どういう書物を読むべきか、すなわち、先人から何を学ぶべきかが重要である。私も六十歳を過ぎたのだから、これからはただ知識を積むための読書ではなく、本当に読むべき本、読まなければいけない本を読み、先人の精神と日本の傳統を学びたいと思う。

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http://news24.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1212933931/ [続きを読む]

受信: 2008年6月10日 (火) 17時15分

» 憲法無効論全国連絡協議会(仮称)の発足 [ザ・新無効論 <無効憲法の正当化の時代はそろそろ終わりに!>]
font size=5 color=redb 新憲法無効論組織の旗揚げだ ! 憲法無効論全国連絡協議会(仮称)の発足 今の憲法を無効にしなければ、日本は、崩壊する。 占領アメリカの狙った、堕落した無差別殺傷国に陥る ! font size=2 color=redb 秋葉原の無差別殺人のその原因は、憲法にあり テレビは「秋葉原大量殺傷事件」で連日大騒ぎをしている。 「やりたいこと殺人、夢はワイドショー独占」と嘯..... [続きを読む]

受信: 2008年6月11日 (水) 11時53分

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