« 千駄木庵日乗五月二日 | トップページ | 千駄木庵日乗五月四日 »

2008年5月 4日 (日)

千駄木庵日乗五月三日

午前は父母のお世話。訪問看護師の方と共なり。

午後一時より、四谷区民ホールにて。「新しい憲法をつくる国民大会」開催。登壇者の発言は次の通り。

清原淳平新しい憲法をつくる国民会議会長代行「国民投票法成立によって国民の理解を得ることが大事になった。施行以来六十年の年月がたってゐるのに、一度も修正していない。憲法と現実に間にギャップが出来ている。制定過程に国際法違反の可能性あり。翻訳調であるがその翻訳にも誤りがある。『奴隷的』という言葉が使われているが、奴隷制はアメリカにはあったがわが国には無かった。九条の解釈は十八通りあると言われてゐる。」

竹内雄一郎高崎経済大学名誉教授「憲法改正はより良き国をつくるための羅針盤づくり。国家的決断が必要。」

船田元自民党憲法審議会会長代理「憲法審議会が全く動いていない。採決の朝に民主党がおかしくなった。小沢氏が『民主党案丸呑みでなければ反対せよ』と指令。枝野氏は『後ろから鉄砲を撃たれた』と言って筆頭理事を辞めた。小沢氏は『野党が政権を取るまでは改憲しない』という考え。民主党は『憲法改正の議論をする』という公党間の約束を守ってもらいたい。私はまた小沢氏に痛めつけられた。福田総理は消極的ではない。所信表明で『国会で議論が行われ、合意が得られることを期待する』と述べた。」

岸信男参院議員「参院第一党の民主党の代表が一人もこの場にいないのは残念。野党が政局のみで動き妥協しない場合は

再議決はやむを得ない。」

石原宏高衆院議員「現行憲法には日本人本来の気質が書かれていない。家族関係が弱められ、個人主義が前面に出てゐる。」

小池百合子衆院議員「憲法審議会が一年間空転。野党は一種のサポタージュ。このままの憲法では国際的地位を維持するのは難しい。環境保全意識をどうやって憲法に取り入れるかが問題。軍事裁判所あるいは軍法会議設置が急務。自衛隊の活動は世界から評価されてゐるが、様々な制約があり、自らを守ることができない場合がある。五星紅旗が善光寺に靡く姿はなじめない。五輪の旗を振ったら中国の株は上がっただろう。」

平澤勝栄衆院議員「護憲勢力が日本をおかしくしている。自衛隊や海上保安庁が不審船を見つけても、北朝鮮の領海まで追いかけるだけで引き返す。北朝鮮工作員は『日本は出入り自由な国だ』と言ってゐる。時代が大きく変わっているのだから憲法を変える動きが出るのは当然。民主党も改憲が党是と言ってゐるのだから憲法審議会を早く開き新しい憲法をつくるべし」

小林正元参院議員「小沢氏は『国民生活の安定が優先だ』と言ってゐるが、資源・エネルギー・食糧・中国の台頭・戦後レジームからの脱却・安全保障などを考えると、憲法は二の次などという国際情勢ではない。憲法改正こそ最優先課題。」

夕刻、宮中祭祀などについてある雑誌記者と懇談。

夜は、資料の整理など。

           ○

各登壇者の小沢一郎批判は全く正しい。とりわけ小林正氏の主張は全く同感である。国民生活を守るためにも、憲法問題の解決を最優先にしなければならない。船田氏も小池氏も小沢と共に政治行動をしていた人であるが、今は袂を分かっている。

|

« 千駄木庵日乗五月二日 | トップページ | 千駄木庵日乗五月四日 »