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2008年5月15日 (木)

千駄木庵日乗五月十四日

午前は父母のお世話。訪問看護師の方と共なり。

お昼は知人と懇談。

午後からは在宅して原稿執筆・明日の萬葉集講義の準備など。

 「映画・靖国」の李纓監督は、この映画のパンフレットに掲載された「対談記事」で「靖国神社のご神体である刀の持つ意味性について、私は様々な歴史的な資料映像を使って、ラストの十数分間で表現したつもりです」と語っている。

この映画のラストとは、支那が反日プロパガンダに用いた支那人らしき人々の首を日本軍兵士らしき人々が軍刀で斬り落とす真偽不明のモノクロ写真など支那側の捏造であるとされている映像・写真が使用されており、「日本軍が残虐行為に使用した日本刀」をご神体として拝む場所が靖国神社であるという虚構を打ち立てているのである。許すべからざる詐術である。

しかも、そうした映像を畏れ多くも、昭和天皇が靖国神社に親拝される映像や皇軍を親閲される映像と交互に使用している。日本国の神聖君主であらせられる日本天皇、『現行占領憲法』においてすら「日本国の象徴」「国民統合の象徴」とされる日本天皇を冒瀆し奉る映画に、文部科学省及び文化庁所管の独立行政法人・日本芸術文化振興会が七五〇万円の公的助成金を出すべきではなかった。日本芸術振興会の審査の在り方を追及しその責任を追及すべきである。

『産経新聞』五月十一日号の「映画『靖国』助成が問いかけるもの」という記事で「制作した有限会社龍影の企画書によると、映画は当初『靖国の四季』がテーマとされた。終戦60年の夏から始まり、ラストシーンは〈歌声の中、満開となる靖国神社の桜。老若男女の日本人と無数の英霊が、美しい一時を過ごす〉。申請の時点では、靖国に批判的な立場の人たちだけでなく、靖国神社を支援する『英霊にこたえる会』や東條英機の遺族らも出演リストに挙がっていた。この企画書を映画監督や評論家ら6人からなる専門委員会が審査し、助成を決定したが、その後、映画の内容は大きく変容する。」と報じられた。

つまり、「映画靖国」は、助成金を受け取るために出された企画書とは全く違った内容になっているのだ。ラストシーンは「歌声の中、満開となる靖国神社の桜。老若男女の日本人と無数の英霊が、美しい一時を過ごす」などとはおよそかけ離れた内容であるのは前述したとおりである。日本芸術文化振興会は即刻助成金の返還を求めるべきである。

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