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2008年4月30日 (水)

千駄木庵日乗四月二十九日

朝、父母のお世話。

午後十二時より、杉並区久我山にて「みすまるの宮遷宮例大祭」執行。

祭儀の前に、教育創造研究所主幹の菅家一比古氏が挨拶を行った。そして、中東弘春日大社前権宮司が「顕幽一如・慈悲萬行」と題して講演し、「見えるものと見えないものは一つ。今は見えないものを無視しているから世の中がおかしくなっている。肉体の奥に心・魂がある。見えない心・魂が肉体に影響を与える。我々の祖先は見えないものを感じ取って来た。科学者がものを研究すると、見えないものに突き当る。科学が宗教に近付いてきた。

萬葉集と祝詞はやまとことばで書かれている。世界の宝。けがれとは気が枯れること。古代人は、神の命がこもっている山や森を大切にして来た。明治以後、山や森を破壊した。良い水を飲まないと細胞は活性化しない。神を祭ることによって氣を元に帰す。だから元氣と言う。斎庭(ゆにわ)とは神のおられる神聖な庭のこと。斎王は神に奉仕する乙女。神霊が体にとどまっているのでヒト(靈人)と言う。

伊勢の神は正直の神。春日の神は慈悲の神。石清水の神は清浄の神。奈良公園には一二〇〇頭の鹿がいる。自然と共生している。地球は水球。そこに六〇億の人間が生かされている。動植物も生きている。慈悲の行を行うことが大切。

日本にそして世界に神ながらの村をつくっていこう。二〇一三年には伊勢の式年遷宮が行われる。出雲の遷宮も行われる。二〇一一年には住吉大社の千八百年祭が行われる。世の中が良い方向へ転換する節目の年を迎える。今が一番大事な時。」と語った。

この後、菅家一比古氏が祭主となり、祭儀執行。国歌斉唱・祝詞奏上・祭文奏上・玉串奉奠などが行われた。続いて、直会が行われ、小生などが挨拶した。

菅家一比古氏は、神道家であり靈覚者であった故中西進先生(中央大学教授)の御指導のもと、神道の行に励まれ、教育運動・傳統精神覚醒運動に精励している方である。小生は、氏の主宰する教育創造研究所にて、「しきしまの会」という歌会を開いている。

帰宅後は、書状執筆、資料の整理など。

           ○

小生は、直会の席で次のようなことを話させていただいた。

『「みすまる」とは、上代、多くの玉を緒に貫いて輪とし、首にかけたり腕に巻いたりして飾りとしたもの。ミは接頭語で、スマルは集まって一つとなる意。古代の装身具。たくさんの珠(たま)を糸に貫いて環状とし、首などにかけて飾りとした古代の装身具をミスマルという。伊邪那岐命は、天照大神をお産みになった後、頚に掛けた美しい御統(みすまる)の玉飾りを特に天照大神にお授けになった。

生長の家の行法である神想観を終了する時に唱える谷口雅春先生の歌は、『天(あまてら)す 御親の神の 大調和(みすまる)の 生命射照(いのちいてら)し 宇宙(くに)静かなり)。』である。ミスマルに大調和という漢字をあてている。「みすまる」には、一つにまとまる調和するという意味がある。』

日本国の祭祀主であらせられ、常に日本と世界の平和を祈り続けられた昭和天皇の御生誕日である「昭和の日」の今日、日本傳統精神について色々学ぶことができ、話させていただいた。。有難いことであった。

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