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2007年12月 4日 (火)

千駄木庵日乗十二月三日

午前は父母のお世話。そして、父に付き添って病院へ赴く。年老いた両親二人のお世話は大変です。しかし何としてもやり遂げねばなりません。

午後は諸雑務。

夜は、「政治文化情報」の原稿執筆。

          ○

次号の「政治文化情報」では、中河与一論を書くつもりです。中河氏は、大正時代・昭和時代に活躍した作家であります。私の文芸上の師であられます。昭和四十五年末、「三島由紀夫追悼の夕べ」で初めてお目にかかって以来、平成六年、九八歳で天寿を全うされるまで色々ご指導を戴きました。小生が多くのことを学ばせて頂いた方です。

若きころより、反左翼の姿勢を明確にされ、日本傳統精神を近代文芸の上に於いて開花させた偉大なる作家であり、歌人であり、評論家であられます。評論では「萬葉集の精神」「偶然論」、小説では「天の夕顔」「愛戀無限」、歌集は「秘帖」が代表作で、不朽の名作と申し上げていいと思います。

戦後、平野謙・中島健三という左翼によって、不当なデマ攻撃を受け、事実上文壇から追放されてしまいました。まことにお気の毒な方でした。しかし、心ある方からは、中河文芸は高く評価されています。

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