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2007年12月 6日 (木)

千駄木庵日乗十二月五日

午前は父母のお世話。

午後三時より、グランドアーク半蔵門にて、「日本の司法を考える会「冤罪と国策捜査」集会開催。登壇者の主な発言は次の通り。

村上正邦氏「ものつくり大学は国策として必要だった。検察は請託のお礼として五千万円もらったというストーリーを作った。あり得ない事をあったという筋書きを作らないと起訴できない。八十歳になるKSDの会長を百日間も拘束して『調書に署名しろ』と迫った。第二審でKSDの会長は『早く釈放されたいために嘘の調書に署名した』と証言した。冤罪事件を捜査した検察官、裁いた裁判官は責任を取るべきだ。特捜部長は『政治家を落とすのが醍醐味』だと言う。」

鈴木宗男氏「四百万の斡旋収賄で逮捕された。官房副長官就任祝いであり、領収書も出している。賄賂に領収書を切りますか?。当時抵抗勢力と言われ、世論は『何故鈴木を逮捕しないのか』というので別件逮捕的にやられた。私がとことん真実を言ったので、四三七日間も拘留された。裁判所は検察の言いなりなので釈放を許可しない。当時の三井公安部長の不祥事から国民の目をそらすためにやった。ガンで放射線治療を受けていた私の女性秘書まで逮捕した。その後その女性秘書は亡くなった。守屋氏の事件も妻まで逮捕する必要があるのか。マスコミは反権力というが、マスコミが一番欲しいのは情報。検察は意図的に情報をリークし、マスコミはそれをスクープとして書く。マスコミは権力の誘導の手の平に乗っている。」

佐藤優氏「逮捕された三日後に、検事から『あなたを逮捕したのは鈴木宗男さんを捕まえるための国策捜査ですので、ご協力をお願いします』と言われた。検察は『自分たちの書いたストーリーは間違っていない』という信仰を持っている。検察は絶対正義であるという宗教的信念がある。刑事被告人になっても国家に弓を引くことはできない。しかし、右派の中心的政治家であり、国家のためにやってきた村上さんが国家からやられた。七十歳を過ぎた村上さんの収監は死刑判決と同じ。癌をやった鈴木さんも同じ。村上・鈴木両氏を政治の舞台から下ろして国益になるとは思わぬ。」

田中森一氏「贈賄側は時効が三年、収賄側は五年なので、時効が過ぎれば贈賄側は自分が罪にならないので、検事の調べを受けると、どんな迎合でもする。裁判所は、法廷における証言よりも検事調書を重んじる。『日本人は人前では本当のことを言わない。密室では本当のことを言う』と、日本の法律は考えている。検察官には良心もあるが、保身もある。自分のやったことが絶対に正しいとは信じていない。警察・検察には決済制度という逃げ道がある。個人が一人の責任で当該事件を処理したのではないというシステムになっている。」

田原総一朗氏「志布志事件では冤罪なのに、一年以上も拘留した。しかし警察側は全く裁かれていない。」

午後六時、知人と懇談。

帰宅後は、「政治文化情報」の原稿執筆。

          ○

確かにマスコミと警察・検察の関係はおかしいと思います。検察・警察の意図通りの報道をすることが多いようです。情報を取りたい一心でそういうことになるのでしようか。また、警察不祥事が起こると、高視聴率を取る警察活動に関する特別番組が組まれるようです。私は、検察・警察性悪説をとるものではありません。本当の悪を蔓延らせないために、検察・検察には頑張ってもらわねばなりません。しかし、権力犯罪は最も憎むべき犯罪だと思っております。政治家・県知事を逮捕する権限のある警察・検察へのチェック機能を果たす存在は、検察審査会や公安委員会は形骸化し、議会も警察には遠慮している状況下では、マスコミしかないのです。マスコミにはしっかりしてもらわなければなりません。

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