« 千駄木庵日乗十月七日 | トップページ | 千駄木庵日乗十一月九日 »

2007年11月 9日 (金)

千駄木庵日乗十月八日

午前は、父のお世話。訪問看護師の方と共なり。

午後からは、在宅して原稿執筆。

            ○

 日本人の伝統的な<ものの考え方><生活態度>の基本的特質は如何なるものであろうか。

 日本には、「以心伝心」という言葉があり、「言わず語らず心と心」という歌謡曲の歌詞もある通り、日本人は、ちょっとした言葉の端・さりげない態度物腰から、その人の言いたいこと・思っていることそして人柄や教養までも判断する。

 日本人は理屈でいくら説得されても、「駄目なものは駄目」「嫌なものは嫌」という態度を取ることが多い。「腑に落ちない」という言葉があるようにどんなにうまい理屈を並べられてもそれだけでは絶対に納得しないところがある。つまり頭で理解できても五臓六腑では納得できないのである。この場合の五臓六腑とは、<情念><感性>と言い換えても良いかもしれない。

 家族共同体的な結合・仲間関係があるからこのような日本人の特有の生活態度が成立するのである。そしてその仲間関係の基盤は古代から今日まで伝承されてきた農耕生活より発しているといわれる。

最近のいろいろな事件や騒動を見ていると、そうした日本の家族的結合・共同体精神が希薄になってきているように思える。

|

« 千駄木庵日乗十月七日 | トップページ | 千駄木庵日乗十一月九日 »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/121949/17019477

この記事へのトラックバック一覧です: 千駄木庵日乗十月八日:

« 千駄木庵日乗十月七日 | トップページ | 千駄木庵日乗十一月九日 »