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2007年11月27日 (火)

千駄木庵日乗十一月二十六日

午前は父のお世話。訪問看護師の方と共なり。

午後は、父の用事で診療所・薬局へ。

帰宅後は、諸雑務。夜は、二十九日に行われる和歌勉強會「しきしまの会」における講義の準備。

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「うた」は「訴へる」と同系語です。「やまと歌」とは、人の感動をそのまま素直に訴へるものであり、その歌を鑑賞する人もまた感動を覚へるものです。目で見、耳で聞き、あるいは手で触れることによって触発された感動を定型に集約して表現する文藝が「やまと歌」です。

「やまと歌」とは、「書く」ものでもないし、「つぶやく」ものでもありません。「訴へる」ものであり「歌ふ」ものです。そして鑑賞する人に感動を与へるものです。

「萬葉集」などの古典は、訴へる歌ばかりなのですが、近代短歌と言はれるものには、つぶやく歌が多くなってゐます。愚痴や繰り言のような歌が多いと小生には思へます。やはり傳統精神の衰退ということでせうか。

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