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2007年11月10日 (土)

千駄木庵日乗十一月十日

午前は父のお世話。訪問看護師の方と共なり。

午後三時より、目白の椿山荘にて、「「國體文化一千号記念祝賀会」開催。河本学嗣郎日本國體学会理事長が式辞を述べ、多くの方々が祝辞を述べ、盛宴が行われた。

帰宅後は諸雑務。

              ○

昨日、隼町のグランドアーク半蔵門にて開催された「集会・冤罪と国策捜査」における登壇者の発言を報告します。シンポジウム形式のため、どの発言はどなたが言ったのか確実にメモできませんでしたので、印象に残った発言のみを記します。詳しくは、「政治文化情報」で報告します。

「志布志事件冤罪事件の指揮を執ったのは、黒健治という志布志警察署長と磯部一信という県警捜査二課の警部。この二人は同期で、以前から二人で組んで事件を扱っていた。」

「中山信一県議は三九五日も拘留された。容疑を認めれば早く出すと言われたが、やっていない事を認めるわけにはいかなかった。」

「拘留期間を延ばすために、事件を一つずつ分けて二十一日拘留を繰り返す。」

「裁判所は安易に逮捕令状や家宅捜査令状を出し過ぎる。令状の自動販売機と揶揄される。検察・警察だけでなく裁判所にも問題あり。警察は令状を発行してくれる裁判官を選ぶ。家庭裁判所の裁判官に令状を出してもらうという手も使う。」

「取り調べは、連日、朝の八時から夜の十時頃まで行われた。妻が容疑を認めたという嘘をつかれた。弁護士からそんなことはないと言われて騙されないで済んだ。これは『切り違え』という手口。情報を遮断してお互いに相手は認めたと思い込ませて,自白をさせようとする。」

「留置場では番号で呼ばれる。肛門の穴まで調べられて、人格を否定される。」

「留置場は一時的に身体を拘束する所であって、未決の取り調べ期間は拘置所に拘留するのが原則。留置場だと日記やメモまで警察に把握され、人格までコントロールされる。代用監獄制度は、国連人権委員会から改善を勧告されている。」

「悪い事をする取調官は偽名を使う。」

「メディアは、事件を作り上げた張本人・黒健治志布志警察署長と磯部一信県警捜査二課警部、起訴した検事正の名前を公表すべきだ。」「三九五日の身柄拘束で失ったものは大きい。事件を捏造した黒健治志布志警察署長と磯部一信県警捜査二課警部は責任をとっていない。これまでの冤罪事件で捜査員が責任をとったことはない。警察という隠れ蓑の中で定年を迎えている。そういう仕組みが冤罪を生み出す。」

「取り調べの可視化が行われるべし。」

「この事件以降、鹿児島県警本部長は四人代ったが、『適正に捜査した』の一点張り。権力犯罪はきちんと罰すべし。」

「特捜部の捜査はすべて国策捜査。主任検事がシナリオを作り、それに沿った操作をする。」

「特捜部は、出過ぎ・やり過ぎ・儲け過ぎを狙う。特捜部は政治家を摘発するために存在する。」

「特捜部の検事は『俺が正義だ。悪い奴に人権なんか無い』という意識。被疑者の人権なんか頭の片隅にも無い。」

「特捜部は『国が滅びても正義を貫くべし』という意識。法務省上層部はそれでは困る。」

「若い主任検事は、経験豊富で年配の警察官に説得されると、押さえるのが難しい。鹿児島の事件も検事がだらしなかったから起きた。」

「刑事部の事件には良心が痛む事件は無い。特捜部の事件にはある。」

「警察官が起こした刑事事件は、かなりの確率で在宅起訴。判決も甘い。その理由は『公務員の地位を失って社会的制裁を受けた』というもの。この国は官僚国家。量刑に関しては警察官の犯罪は五割安。」

「警察の監察官室は、襟を正すためにあるのではなく、事件が広がるのを防ぐためにある。スケープゴートには天下り先まで準備する。」

            ○

私は、志布志冤罪事件の捜査の指揮をとった当時の稲葉一次県警本部長と黒健治という署長と磯部一信という警部の処分はあまりにも軽すぎると思う。冤罪により地獄の苦しみを味わった方々と同じ苦しみを味わうべきであると思う。刑事告発できないのだろうか。そうしないと冤罪事件は根絶できない。権力による犯罪ほど悪い犯罪は無いのである。

川路利良はその著『警察手眼』において、「行政警察は予防を以て本質とす」と言った。「事件を作り出す事を以て本質とす」とは言っていない。

また川路大警視は、「警察官の心は総て仁愛補助の外に出でざるべし」と言った。罪を犯していない人を罪に陥れることは、「仁愛補助の心」とは全く逆である。

さらに川路大警視は「警察官は人民の為には其依頼する勇強の保護人なり」と言った。人民の迫害者とは決して言っていない。

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