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2007年11月26日 (月)

千駄木庵日乗十一月二十五日

未明に、父の具合が悪くなり、共に病院へ。治療を受け帰宅。

午後一時より、神田学士会館にて、「日本学協会講演会・日本再生の基本問題」開催。三輪尚信氏が司会。永江太郎常務理事が挨拶。

川口雅昭人間環境大学教授が「吉田松陰先生の人づくり」と題して講演し、「『教育』『勉強』という二つの言葉は漢語。『教える』の語原は『愛しむ』。わが民族には学問の目的は立派な人になればいいという思想があった。松陰先生は、ペリーを刺す目的で黒船に乗り込んだ。松陰先生は、さむらいは『他人の悪口を言う。遊芸奢侈に走る。権門勢家に奔走する』という生き方をしてはいけないといわれた。また、さむらいの一日は、『武芸を習う。学問をして義とは何かを学ぶ。刀の手入れをする』の三つを以て過ごすといわれた。また『さむらいは一瞬も怠らず学問をする。それが忠孝だ』といわれた。日本人としてまともな生き方をすることがそのまま忠となる。松陰先生は安政六年の違勅条約調印以後、討幕から倒幕に移った。」と語った。

森山和夫東京大学教授が「『格差問題』から見る日本社会経済の課題」と題して講演し、「格差拡大の根拠となるデータは一つもない。格差拡大論はデータ上も説明図式においても誤り。OECDの国際比較で、勤労所得だけを見ると、日本の不平等度は高くない。人口減少は二十年間進行している。人口減少という構造的現象は深刻。産業の足腰が非常に弱っている。工場の閉鎖・海外移転がその原因。生産性の高い製造業を地方に展開していく必要あり。現在の企業の新規採用方法の改善が望ましい。中途採用を増やすべし。今の学生は偏差値は高いかもしれないが、勉強が足りない。」と語った。

帰宅後は、二十八日の「萬葉古代史研究會」における講義の準備。

            ○

昨日と今日の会合に出席中、睡魔に襲われるのは、夜中に父の具合が悪くなり、お世話をしなければならないためだと思います。

森山和夫先生に休憩時間中、共産国家は格差社会だと思いますと申し上げたら、その通りだと言われました。共産主義国家は構造的にそうなると言われました。

私が同志数人と共産中国を訪問した時、北京で購入した人民服を着て、鄧小平がよく来るという北京ダックの店に入ろうとしたら、現地の人と間違われ受付の人に「お前たちの来るところではない帰れ」と怒鳴りつけられました。私たちがパスポートを見せたら、態度がガラッと変わって「失礼しました。どうぞお入り下さい」と言われました。水戸黄門になったような気分でした。

またデパートに入ろうとしたら、彭真人民代表大会常務委員長が視察に来るというので、市民たちが虫けらのように追い払われていたのを見ました。交通機関も党幹部が優先で、予約していた国内線の飛行機も党幹部が乗るためということでキャンセルになりました。共産支那の「人民平等」「人民のために服務せよ」というのは大嘘であり、大変な格差社会・差別社会であります。

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