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2007年10月 9日 (火)

千駄木庵日乗十月八日

午前は父のお世話。訪問看護師の方と共なり。

午後からは在宅して、原稿執筆。「政治文化情報」の原稿です。永井荷風論を書きます。

           ○

最近寄贈を受けた書籍を紹介します。

和田耕作氏著『大戦争の表と裏』。富士社会教育センターの黒沢博道先生から頂きました。和田耕作氏は民社党代議士として活躍された政治家ですが、その経歴と申しますか人生は、まさに昭和史の生き証人、というよりも昭和の激動の歴史の中を、命がけで生き抜き活躍された来た方であります。

京都大学在学中かに共産主義革命運動に参加し、転向して、満鉄入社。そして昭和研究会・大政翼賛会・企画院に関係し、企画院事件で逮捕。応召してフィリピンのパターン作戦で九死に一生を得、再び満州調査部事件で逮捕、終戦を満州で迎え、ソ連軍の暴状を見聞し、さらにシベリア抑留されて過酷な生活を強いられました。

戦後は、民主社会主義運動で活躍しました。この本には以上のような激動の命懸けの人生をありのままに書かれています。これまで色々な人の自伝・体験記を読んだがこれほどの激動の人生記録は初めてです。未だ全てを精読していませんが、企画院事件・ゾルゲ事件・シベリアでの体験などは、昭和史の証言として大変重要だと思います。

民社党という政党は面白い政党で、企画院事件やゾルゲ事件などで摘発した側の内務省・警視庁の警視庁特高部長・内務省警保局長・警視総監・内務大臣を歴任した安倍源基氏の息子さんの安倍基雄氏も民社党衆院議員でしたし、摘発された側の和田氏も民社党衆院議員でした。

二冊目は、平沢勝栄氏著「政治家は楽な商売じゃない」。これは著者から頂きました。未だ精読しておりませんが、なかなかおもしろそうな内容です。しかし、書名だけでいえば、寄贈を受けてこんなことを言うのも失礼かもしれませんが、「政治家を商売と思ってもらっては困る」というのが実感です。

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