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2007年10月16日 (火)

千駄木庵日乗十月十五日

午前は父のお世話。訪問看護師の方と共なり。

午後二時より、参議院議員会館にて、「緊急集会・記者会見―沖縄戦『集団自決』-教科書検定への政治介入に断固反対する」開催。

登壇者の主な発言は次の通り。

小田村四郎氏「軍による集団自決強制は虚構。そういう事実は無い。」

中村粲氏「手榴弾を配ったのは防衛隊。正規の軍ではない。体験者の錯覚、誤った発言をマスコミが利用。『生きて虜囚の辱めを受けず』という当時の国民意識が齎したこと」

藤岡信勝氏「座間味島の日本軍の梅沢隊は住民自決を押しとどめようとした。梅沢裕隊長は『決して自決するでない。生き延びてください。弾薬は渡せない』と言った。星雅彦氏の取材では、防衛隊長が『足手まといになる住民を撃ち殺すから機関銃を貸してほしい』と日本正規軍の赤松隊長(大尉)に頼んだら、赤松隊長は『そんな武器は無い』と拒否した。そして軍の包帯や薬を渡した。遺族年金適用のための書類を書いた照屋昇雄さんは『遺族年金を貰う』という村の方針に従い、『梅沢隊に強制された』と書いた。後に照屋さんは良心の呵責に耐えかねて『強制は無かった』と証言した。照屋さんは『嘘をつき通して来たが、心が張り裂ける思いだった。もう真実を話さなければならないと思った。軍の命令とする住民は一人もいなかった』と話している。検定には一点の瑕疵もない。嘘の記述が訂正されると日本軍が沖縄県民の敵だというプロパガンダが崩れるので、今度の検定撤回要求集会を開いた。」

皆本義博氏「沖縄県民は純朴。沖縄の教訓は、日本軍が強制したとかしないとかではない。国際テロに日本がどう立ち向かうかという問題である。兵役制度の無い日本がどうやって国土と国民を守るかが問題である。」

稲田朋美衆院議員「日本軍の強制というのは恩給を貰うための証言ということがわかったので検定意見が出た。集団自決を日本軍が強制したというのは冤罪であり名誉棄損。沖縄の集団自決は悲惨だが軍の強制ではない。」

萩生田光一衆院議員「検定は中立でなければならず、冷静に検定制度の設計をしていきたい。」

高池勝彦弁護士「左翼は論理や事実をすり替える。」

そして決議文が採択された。

この後、記者会見が行われた。その時の発言は次の通り。

中村粲氏「日本軍の命令があったというのは言語詐術。防衛隊は地元の人々で構成された。正規の日本軍ではなく防衛隊員は自宅で生活した。二つの手榴弾は『死ぬ時は一緒に死のう』ということで家族に渡した。極めて自然。『捕虜になるより潔く死のう』という精神が沖縄県民には強かった。」

藤岡信勝氏「防衛隊は在郷軍人・自警団で組織された民間人の部隊にすぎない。それを日本軍の一部であるかのようにマスコミが報道し、国民を錯覚に陥れた。正規軍が住民を自決させる必要はないし意味もないし権限もない。」

皆本義博氏「沖縄戦は、明治六年の建軍以来、対外作戦のみをしていた日本軍にとって、西南戦争以来の初めての近代的国土戦。指揮官に全ての責任を負わせるのかおかしい。九月二十九日の集会には多くの自決者を出した渡嘉敷からは誰も参加していない。極めて政治的な集会。」

この後、今後の運動方針について討議。

終了後、衆院議員会館に同志議員訪問。

帰宅後は、資料整理。

           ○

沖縄戦は悲劇である。集団自決も悲劇である。それは言うまでもない。そもそも戦争そのものが悲劇であり悲惨なのだ。その戦争を沖縄県民は果敢に戦ったのである。そして虜囚の辱めを受けるよりも名誉の自決を選んだのだ。それは祖国日本の歴史に長く書き留められるべきことである。沖縄県民の誇りであり名誉である。日本軍の強制だったとか、命令によって仕方なく自決したのだなどと言って、歴史の真実を歪め沖縄県民の誇るべき祖国愛・大和魂を貶めることがあってはならない。

自決した大田実海軍中将の遺書の一節「沖縄縣民斯ク戦ヘリ県民ニ対シ後世特別ノ御高配ヲ賜ランコトヲを想起し、沖縄県民のことを思うと、涙を禁じ得ない。

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