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2007年9月10日 (月)

千駄木庵日乗九月九日

午前は父のお世話。訪問看護師の方と共なり。

午後からは、在宅して資料の整理など。

           ○

NHKの「ETV特集」という番組で、最近の冤罪事件が取り上げられた。警察権力の恐ろしさ・悪質さを実感し怒りがこみあげて来た。犯罪者を無理に作り出しているとしか思えない。そして、冤罪であったことが確定しても、警察は被害者に謝罪もしない、責任者の処罰もしない。これは許し難い。この番組にも最高検の総務部長は登場したが、警察関係者はまったく登場しなかった。許すべからざることである。裁判所も検察も悪いが、根本的には今の警察の体質に欠陥があるのだ。戦前の大本教や共産党弾圧と同じような過酷なというよりも違法にして残虐なる取り調べが、今日唯今無辜の国民に対して行われているのだ。

平和に暮らしている一般国民に対してすらこのようなことが行われるのだから、「反社会的存在」と認定されたヤクザに対してはもっとひどいことが行われているとして良い。ただ表面化しないだけだ。何しろヤクザは「反社会的存在」なのだから…。冤罪事件の被害者は「明日は我が身と思ってほしい」と言っていたが、全くその通りである。右翼民族運動も「反社会的存在」とされつつある。民族運動者にとってはまさに明日は我が身である。国家国民に多大の不安と害を与える権力機構と政治家こそ最も悪質なる「反社会的存在」なのである。

こういう番組を見ると、警察には一切協力すべきではないと思いたくなる。国民の大多数がそういう認識になったら、わが國の治安は崩壊する。問題の根本は、警察に対するチェック機能が正しく働いていないところにある。今回の番組のようにマスコミがかろうじてその役目を果たすこともある。しかし、立法・行政機構には警察へのチェック機構は無きに等しい。鹿児島県警などの冤罪事件・拷問などの違法なる取り調べに対して各県の公安委員会や県議会は警察に対して何のチェック機能をはたしていない。それはそうだ。警察には県知事や県会議員さえ逮捕する権限があるのだから、怖くて手が出せないのだろう。

ともかく、各自治体公安委員会及び国家公安委員会は、もっと姿勢を正して、しっかりとしたチェック機能を果たすべきだ。そのためには、公安委員を公選制にして、公安委員会は警察から独立した組織にすべきである。警察から事実上任命された公安委員が警察を厳しくチェックできるはずがないではないか。

警察改革は国家緊急の課題である。郵便局よりずっと大事な問題である。郵便局には、人を逮捕して勾留し、拷問し、刑務所にぶち込む力はない。私も、都議会警察消防委員会を傍聴しようとしたら、警視庁の警察官に傍聴しないように威圧を加えられたことがある。明らかに公務員職権乱用罪に当たる違法行為である。

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