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2007年8月30日 (木)

千駄木庵日乗八月二十九日

午前は、父のお世話。訪問看護師の方と共なり。そして、今後の介護について看護師・介護士の方と相談。

午後は、六本木の国立新美術館にて開催中の「日展一〇〇年」展参観。竹内栖鳳・下村観山・上村松園・朝倉文夫・鏑木清方・児玉希望・北村西望・橋本関雪・横山大観・伊藤深水・堅山南風・上條信山・豊道春海・手島右卿などの絵画・彫刻・書・工芸品などを見る。ここに書いた作者の作品が印象に残りました。朝倉文夫の墓守という作品は、私宅近くの谷中にある朝倉彫塑館に常時展示されているもので、大変親しく感じました。児玉希望は私宅の前の坂(大給坂と言います)を上がった先のお屋敷町(旧駒込林町)に住んでいた人です。なかなか素晴らしい和風建築の屋敷だったのですが、今はその家も取り壊されました。駒込林町には、高村光雲・高村光太郎・宮本百合子顕治夫妻などが住んでいました。政治家では大平正芳も住んでいました。旧内務省の官舎もありました。内務省警保局長の官舎が宮本顕治の家の真ん前にあったのです。書家の手島右卿の息子さんは、ある宗教団体の道場でよくお会いしました。今はその教団の最高幹部になっているはずです。この展覧会には、高村光太郎・野口弥太郎・林武・岡本太郎の作品がなかったのを不思議に思いました。100年にわたり開催されてきた文展、帝展、新文展、そして日展の出品作の中から、物故作家に限定し、日本画、洋画、彫刻、工芸、書の各部門の優品を選んで展示したとのことです。この人たちは出品しなかったのでしょう。また、展示作品もそれぞれの作家の初期のものが多かったようでした。だから少し物足りなく感じたのも事実です。

帰宅後は、原稿執筆。小生の萬葉集講義のテープおこしです。テープおこしは書くよりも大変な場合があります。

いくらか涼しくなってきました。皆様お体を大切に。

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