« 千駄木庵日乗七月八日 | トップページ | 千駄木庵日乗七月十日 »

2007年7月10日 (火)

千駄木庵日乗七月九日

午前は、父のお世話。訪問看護師の方と共なり。

午後は、諸雑務。

夜は、『政治文化情報』来月号の原稿執筆。

           ○

小沢一郎氏は、安倍総理を「復古主義」とか言って非難した。しかし、混迷する今日こそ、「復古の精神」が必要なのである。古代日本の清明心・信仰心への回帰が、現代日本の救済となる。

古代から現代に至る日本人の思想精神を正確にあるがままに自己にものとするには、古代の人々の心情・まごころに直結することが大事である。それは、古代から現代に至るまでの日本人のまごころを歌ひあげた『和歌』を読むことによって可能となる。

伝統と創造が渾然一体となっているのが和歌である。日本人は伝統の継承から創造を学んだ。和歌はその典型である。伊勢の神宮御遷宮と相似である。さらにそれは現代と古代とを直結するものである。そして上御一人と下万民を直結するものである。即ち日本民族を縦軸と横軸、時間と空間において一つにする文藝が和歌なのである。

天皇の国家統治の基本に「和歌」「御製」がある。天皇の御心を民に示し、民の心を天皇が知り給うのは実に和歌が重要な役割を果たした。天皇国家統治を「やまとことば」で「きこしめす」「しろしめす」と申し上げる。天皇の国家統治は和歌とは切り離し難く一体である。天皇の国家統治は、西洋や支那の皇帝・國王のように権力・武力によって国民と国土を支配するのではない。日本天皇は、まつりと和歌といふ二つの信仰的精神的営為によって国民と国土を統治されるのである。

|

« 千駄木庵日乗七月八日 | トップページ | 千駄木庵日乗七月十日 »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/121949/15710702

この記事へのトラックバック一覧です: 千駄木庵日乗七月九日:

« 千駄木庵日乗七月八日 | トップページ | 千駄木庵日乗七月十日 »