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2007年7月 3日 (火)

千駄木庵日乗七月二日

午前は、父のお世話。

午後は、両親の老人保健のことなどの相談のために文京区役所に赴く。

帰宅後は、書状執筆・諸雑務など。

          ○

最近、台湾独立運動家にして在日台湾人の方からお手紙をいただき、「いかなる『口実』があろうがテロを認める訳にいきません」とのご意見の開陳があった。

テロという言葉は正しくは「テロル」と言い、ドイツ語である。「暴力的手段を行使し、またその脅威に訴えることによって政治的に対立するものを威嚇すること」というのが辞書による定義である。

したがって、我が国における「天誅」「天に代りて不義を討つ行為」と「テロ」が全く同じであるとは言えない。

一般論として暴力は肯定されるべきできないことは当然であるが、政治変革がいわゆる「暴力的手段」によって行われてきた歴史があることは事実である。

李登輝氏が主導した台湾民主化は、一滴の血も流さずに行われたことは確かである。しかし、国民党政権の権力者であった蒋経国・謝東閔両氏に対する台湾独立運動家によるテロが、国民党独裁政権を脅かし、李登輝氏などの台湾人が台湾政治の中枢に参画する大きな原因であろう。故に、蒋経国氏に対するテロを行った黄文雄氏(日本で活躍されている黄文雄氏とは別人)は、民主化後、総統府国策顧問となったのである。

政治変革を断行するためには、テロを全く否定することは残念ながらできないと私は思う。ただしそれは、自分の意見と異なる人に対して滅多矢鱈に「暴力的手段を行使し、またその脅威に訴えることによって威嚇すること」を肯定するのではない。

小生にお手紙をいただいた台独運動家の方は、我が国においてかなり過激なことを言われている方なので、少しく違和感を覚えた。

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