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2007年6月12日 (火)

千駄木庵日乗漉月十一日

午前は、父のお世話。訪問看護師の方と共なり。

午後は、諸雑務。

午後七時より、ホテルサンルート高田馬場にて、『一水會フォーラム』開催。木村三浩代表が挨拶。

鈴木邦男氏が「一水會三十年の歩みと使命」と題して講演し、「新右翼という名称は猪野健治氏が命名した。その言葉に呪縛された。学生運動出身者が多いので、運動の方法論で左翼の影響を受けた。左翼と戦いつつ彼等の組織論を学んだ。丸山真男の『企業に寄生し恐喝をしている連中が天皇を担いで偉そうなことを言っている』という批判があり、『我々はそうはなりたくない』という思いがあった。右翼に来る人は素直な人が多い。高校生の時、山口二矢氏の事件が起こった。山口二矢氏は私と同い年だった。母が信仰していた『生長の家』の機関誌で谷口雅春氏が山口二矢氏を評価しているのに驚いた。愛と赦しを説く宗教がなぜ評価するのかとパニックになった。神兵隊事件の白井為雄氏と会い、温和で理論家で蔵書が多いのに驚いた。サルトルの話などを聞き、帰りに、『本を買いなさい』とお金くれた。それまでの右翼のイメージが完全に崩れた。丸山の本を読んて抱いていた右翼のイメージとは違っていた。『腹々時計と狼』という本を書いたが、右翼から評価されなかった。猪野氏と野村秋介氏の二人が評価してくれた。今の改憲論は三島氏の改憲論とは異なる。色々な改憲論が出ているが、チャチ。今の憲法の前文の方が格調が高い。アメリカ製の憲法を改正したら、アメリカの言いなりになって外国に軍を出すことになり、国民の自由と権利は制限される。自由のない自主憲法より、自由のある占領憲法の方が良い。我々の方から、自主憲法を作り出したい。」と語った。

帰宅後は名簿の整理など。

            ○

一水會は、鈴木邦男氏を中心として、毎月第一水曜日に開かれていた勉強会が発展して出来た組織です。私も創設当初より参加しました。鈴木さんは、生長の家の運動をしていた高校生時代からの先輩です。色々指導していただき刺激も受けました。四十年以上にわたる付き合いです。今日の講演もそうですが、なかなか刺激的なことを言うので、批判されることが多いのですが、よくよく彼の考え方を考察すると、そんなに間違ったことは言っていません。確かに、「読売改憲試案」「自民党改憲試案」はチャチです。アメリカから押し付けられた「三原理」を踏襲しているのでは真の自主憲法とは言えません。鈴木さんの改憲試案を楽しみにしています。

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