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2007年6月30日 (土)

千駄木庵日乗六月二十九日

午前は父のお世話。訪問看護師の方と共なり。

午後十二時より、赤坂の日本財団ビルにて、『日本的価値の発見と発信』と題する「東京財団政策懇談会」開催。登壇者の発言は次の通り。

〈阿曽村智子さん〉「地球的規模で価値観が変わり、これまで絶対的だったものが相対的になっている。一九〇〇年に国際社会に日本のアイデンティティを知ってもらうために、新渡戸稲造は『武士道』を英文で書いた。日本人は死を意識するところに生き、生命の輝くところに生き甲斐を見出した。明治時代は西洋文明を相対化しつつ受容したが、その後欧米の価値観を絶対化するようになりそれを今も引きずっている。『アジア的人権』という言葉があるのは、人権が近代西洋的価値観だという前提があるからだ。日本が特殊だという見方自体、西欧近代の尺度に合わせている。日本の広報活動・文化交流政策に問題がある。IT社会の情報戦略で日本は遅れている。日中の歴史問題でも、中国側に有利な情報が限りなく流れ、日本の主張は出てこない。日本のソフトパワーは『文化』。中南米では日系人が大変尊重される。『神道』は日本の基層文化であり、自然観・世界観である。祖先信仰であり、国土に対する畏敬の念である。京都はひどい状況。近代的なものが昔ながらのものを壊している。文化を大事にすることによって経済も良くなる。」

〈河東哲夫〉「日本政府の文化交流政策はお粗末。日本と中国とは感性も価値観も異なる。経済は日本の方がはるかに健全。民主化は中国に任せればいい。中国が安定して日本のものを買ってくれればいい。北東アジアで安全保障を集団的に話し合うメカニズムは必要。」〈伊奈久喜氏〉「東アジア共同体は疑問。ひとかたまりにして進めて行くのは無理だし反対。自然のままに任せて行くしかない。」

帰宅後は、諸雑務及び資料整理。

        ○

今日の勉強会では、睡魔に襲われて困りました。昨日の睡眠が足りなかったからでしようか。私は、大体一日六時間は寝ることにしていますが、昨日は深夜まで仕事をしていて五時間少ししか寝ないまま、朝から忙しくしていましたので、眠くなったのだと思います。それでも何とか、大事なところはメモがとれたかと思います。

日本国内で、歴史問題で日本は基本的に間違ったことはしていないといくら正論をぶっても、また日本文化の優秀性をいくら認識し自覚しても、それを海外に伝えなければ、これからの国際社会で日本に対する正しい評価を得ることはできません。政府・外務省などはもっともっとも努力すべきであります。また民間においても出来得る限りのことはすべきだと思います。

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