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2007年6月 9日 (土)

千駄木庵日乗六月八日

午前は、父のお世話。訪問看護師の方と共なり。

午後からは、在宅して原稿執筆など。

            ○

今月の『月刊現代』はなかなか重大な記事が掲載されています。立花隆氏の護憲論は、戦後社会を「繁栄している」の一点でとらえて積極的に評価し、それを否定するような改憲に反対を表明しています。しかし、国家というものは繁栄していればいいというものではありません。今日の荒廃した国家のありさまを見れはそれは明白です。また、戦前の國體論をたった一人の学者の説だけを引用して天皇は絶対権力者であったなどと論じています。これは大きな誤りであります。天皇が絶対権力者であらせられたら、戦前の日本はもっと良い国になっていたでしよう。

また、別の鼎談記事で、「戦争状態の終結は昭和二十年八月十五日ではなく昭和二七年四月二八日だという主張」に対し、保坂正康氏が、「そういう歴史観だと、天皇のマッカーサーとの会見は、戦時中にも関わらず敵に妥協したとしか見えなくなる」などととんでもないことを言っています。軍事占領をされていること、軍事裁判が行われていることを、「戦争状態が終結していない」とするのであって、実際の戦闘はすでに終わっており、戦勝国の支配下に置かれた状況下において、天皇陛下が、敵の最高司令官と会見され、「一切の責任は自分にある。これ以上国民を苦しめないでもらいたい」と言われたことが何故、敵に妥協したことになるのか。保坂氏の考え方は全く間違っています。

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