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2007年5月20日 (日)

千駄木庵日乗五月十九日

午前は、訪問看護師の方とともに父のお世話。

午後二時より、内幸町の日本プレスセンターにて、『アジア問題懇話会』開催。千野境子産経新聞論説委員長が「国連改革・何が問題か」と題して講演し、「ニューヨーク支局は、国連とウォールストリートの取材の二つが役割。国連に関しては、大したことはできないという過小評価と、国際平和は国連が作るという過大評価とがあった。アメリカが積極的に関わるか否かが問題の帰趨を決めてしまう。アメリカが国連に距離を置くようになった。日本は昨年、国連加盟五十周年で、常任理事国入りを目指したが、中国が露骨に阻止の動きをとった。アメリカも事実上反対した。国連こそ戦後レジームそのものであり、それを超えるのは容易ではない。国連改革とは安保理改革。中国の反日デモは日本の常任理事国入り阻止のために作られたデモ。アセアン諸国は中国が怖いから率先して手を挙げることはしない。大勢に従う。十年前の『押されたら常任理事国になる』などという日本の態度が常任理事国になる機会を逸した。そしてその後の十年間で中国の存在感が考えられないくらい高まった。安倍政権の北朝鮮への厳しい姿勢は国民世論の背景がある。国民の声が外交を動かした。中国の軍国主義化と反日デモは日本にとって良いレッスンになった。中国の本質を日本人が知ることができた。インドが中国を凌駕することへの期待感がある。アメリカがインドと原子力協定を結んだ背景には、インドが中国とパワーバランスを持ち得る国であるから。インド人は能力はあるが、結束力が弱い。日本の外務省のアジア局はイコール中国局であった。インドのことはほったらかしだった。日本の中国偏重があって日印関係が進まなかった。官僚・外交官は政府の方針に従って動く」と語った。

奥野誠亮氏が、「安保理事国入りについてアメリカとの話し合いが何故出来なかったのか。アジアの諸国が反対に回ったのは何故か。日本政府は何故台湾についての考え方を鮮明に表明しないのか。日本外交は当たり障りのない敵を作らない外交になっている。責任を持って自分の立場を明らかにすべし。力のある日本であるべし。」と述べた。

羅坤燦台湾駐日副代表は「台湾の自由民主社会をいかに守り抜くか非常に深刻な問題。中国の存在感が強まってきたので、台湾にとって厳しい状況になっている。中国は政治的・軍事的にどういう行動を起こすかわからない」と語った。

帰宅後、「政治文化情報」発送完了。購読者の皆様には月曜日にお届けできると思います。

夜は、書状執筆など。

                 ○

共産支那と如何に対峙するかが、今後の日本の外交の最大の課題であります。日本の援助によって経済発展したにもかかわらず、日本を敵視している支那という国を私は許すことはできません。この国をいかに封じ込めるかが今後の日本の平和と独立を維持するための要諦であります。共産支那の代弁者となり、祖国を窮地に追い込んでいる媚中政治家を厳しく監視しなければなりません。「外交とは華麗に礼装した軍事である」という言葉があるとおり、日本に強い外交を回復させるには、軍事力の背景を持たなければなりません。そのためにも自主憲法制定が急務です。

奥野誠亮先生は私の最も尊敬する政治家であります。一昨年の終戦記念日、炎天下たった御一人で、靖国神社に参拝に来ておられました。しかも参道に並んでおられました。奥野先生は、当然衆院議長になられるべき方でした。しかし、正論を吐露されるがゆえに、就任されることはなかったと私は理解しております。内務官僚として後藤田正晴の一期先輩ですが、後藤田のような媚中政治家とは全く正反対の立派な方であられます。大正二年のお生まれですから、今年九十五歳になられますが、今日も矍鑠としておられました。一層のご長寿をお祈りします。

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