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2007年5月10日 (木)

千駄木庵日乗五月九日

午前は、訪問看護師の方とともに父のお世話。今日は父に久しぶりに床屋に行ってもらいました。

午後からは、在宅して原稿執筆。

また、運動面の色々な事で同志の方と連絡を取り合いました。

                   ○

つい十日ほど前までは、セーターを着なくては寒い陽気でしたが、一気に夏が来たような陽気です。

持統天皇御製に

春過ぎて夏来たるらし白たへの衣ほしたり天の香具山

というお歌がございます。まさに今日この頃の季節をお詠みになっていると拝します。大和の国の美しい自然の風景を詠まれた歌です。爽やかさと清潔感があふれています。

我が国の詩歌は、「春が来た」「小さい秋見つけた」「秋来ぬと目にはさやかに見えねども風の音にぞおどろかれぬる」など季節の変わり目を歌ったものが多いのです。日本の国は四季の変化があり、その季節ごとに美しい自然を楽しむことができます。まことににありがたい事です。

ただ、今年の五月はなぜか下町の空を見渡しましても、鯉幟が上がりませんでした。さみしいことです。次第にこうした伝統行事がすたれていくのでしようか。マンションが増えたせいもあるのて゛しょうが、昔のように正月の松飾をしたり、お迎え火をたいたり、国旗を掲揚したり、鯉幟をあげたりする家が激減しています。

私もマンションに住んでいるのですから、あまり偉そうなことは言えませんが、東京の空は高層ビルの林立によってどんどん狭くなってきています。富岡八幡もや靖国神社も本殿の向こうに高層ビルが建ってしまいました。何とかならないものかと思います。

最近次のような歌を詠みました。

高層のビル現はれて古き町を見下ろしにけり日暮しの里

大空が次第に狭くなりゆけば心も寒くなりまさるなり

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