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2007年5月13日 (日)

千駄木庵日乗五月十二日

午前は訪問看護師の方とともに父のお世話。

午後、原稿執筆、完成、印刷所へ送付。

その後は名簿の整理。

                 ○

昨日の深夜、新国劇の名作『瞼の母』をNHKが放送していました。島田正吾が主人公の番場の忠太郎を演じ、その母親役を久松喜代子、番頭役を秋月正夫、敵役を石山健二郎が演じていました。昭和三十年ころの録画でした。本当に名作と思います。こういう劇があまり演じられなくなったことはを悲しみます。出演者の多くはすでに幽明境を異にしています。

私は中学時代から新国劇の大ファンで、お小遣いをためては明治座・演舞場・コマ劇場の公演を見に行きました。島田正吾の楽屋を訪ねて色紙をいただいたこともあります。また銀座裏で偶然島田正吾に出会ったときには握手をしてもらいながら、私が「瞼の母」の台詞をしゃべりましたら、島田氏は笑っておられました。

今新国劇のような義理人情を主題とした本格的な演劇は全く公演されません。実にさみしい限りです。辰巳柳太郎の『国定忠治』も大好きで、名場面の台詞を暗記しています。

NHKにも新国劇の録画ビデオは『瞼の母』『国定忠治』そして島田の独り舞台の『白野弁十郎』しか残っていないとのことです。『無法松の一生』『王将』『霧の音』『月形半平太』といった名作はもう見ることはできません。本当に残念です。島田正吾の色紙は私にとっては宝物です。私は、田谷力三・渡辺はま子・淡谷のり子といった方々からも色紙などをいただいております。これらも私の宝物です。

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