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2007年4月23日 (月)

千駄木庵日乗四月二十二日

朝、訪問看護師の方とともに父のお世話。

午前十一時より、上野公園にて、「西郷南洲翁銅像清洗式」執行。神事が行われた後、清水巌会長が式辞を述べた。そして吉田直紀・藤元正義両氏及び小生が挨拶を行った。続いて銅像の清洗が行われた。

小生は、「日本各地の多くの銅像が建てられているが、上野の西郷像ほど庶民大衆に親しまれ愛されている銅像はない。それは西郷隆盛先生が地位と権力に恋々とせず、また、日本のために身を捧げた方であるからだ。大久保・岩倉の謀略と戦った時も、明治天皇の御信任を得て筆頭参議・陸軍大将として軍権と政権を掌握していた西郷さんが、この二人を殺すか逮捕するかすることもできた。しかし西郷さんは敢えてそれを行わず、さっさと下野して鹿児島に帰ってしまった。また、戊辰戦争の際も、幕府側に対して寛大な処置をとった。そういうところが民衆に愛された理由である。日本人に尊敬されている歴史上の人物は、楠正成・吉田松陰そして西郷隆盛である。この御三方は、日本人の理想の人物であるが、共に敗者である。また尊皇精神と自己犠牲の精神が共通している。楠公は湊川で討ち死にし、松陰先生は伝馬町の牢獄で打ち首となり、西郷先生は城山で割腹して果てられた。しかし、今日、この御三方は、多くの国民から圧倒的に尊敬されている。それに比較して勝者であったはずの足利尊氏・井伊直弼・川路利良・大久保利通を尊敬する人はごく一部である。『敗者の側に正義がある』という言葉は真実である。日本も大東亜戦争の敗者であるが、いつの日か必ず、正義の戦いを行ったということが世界的に評価される日が来るであろう。また、そういう日が来るために我々は戦わねばならない。今こそ、西郷南洲精神を恢弘していかねばならない」ということを語らせていただきました。

新緑燃える上野公園は実に爽やかで清々しく、多くの人々が来ていました。式典終了後、彰義隊慰霊碑に参拝し、博士王仁碑を仰ぎました。

この後、投票所に赴きました。保守系の文京区長候補は、福岡政行という左派学者の推薦を受けていましたので、投票しませんでした。

帰宅後は、原稿執筆。

                ○

楠公・松陰先生・西郷南洲翁とともに、日本武尊・菅原道真公も多くの日本人に尊敬されている。この御二方も、自己犠牲と尊皇精神の体現者のような方である。今の日本人とりわけ政治家・官僚・経済人はこうした方々の精神と行動を取り戻さねばならないと痛感する。

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