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2007年3月 4日 (日)

千駄木庵日乗三月三日

午後一時半より、新宿区戸山の学習院女子大学互敬會館にて、『久保田信之学習院女子大学教授退職記念特別講演會』開催。李登輝前台湾総統の映像によるメッセージが放映された。そして久保田信之氏が「教育の本質を問う」と題して次のような講演を行った。

「ハワイの歴史もハワイ日系人の歴史を知らないまた知ろうともしない日本人がワイキキの浜辺で遊んでいる。自分の存在を明らかにするには真面目に任務を遂行するしかない。日系二世の政治家・ダニエル井上氏はヨーロッパ戦線で大きな戦果をあげ任務を果たした。アメリカ政府は戦時中日系人を迫害した事を謝罪した。ハワイの大学生の四〇%以上が日系人。二十歳まで日本人であった李登輝氏は『公のためにつくすことに喜びを感じる』と言っている。日本は戦後七年間言論統制されて、日本精神を骨抜きにされた。日本について語ること自体後ろめたさを感じるようになった。日本がアジアに対してどういう政策をとるかが第一であって、ブッシュがどんな政策をとるかが大事なのではない。人間関係が狭い人は感性が乏しい。お蔭様という言葉が大事。教育とは暗記ではなく豊な感受性を開発すること。『俺が一番偉い』と言いはじめたら調和は保てない。戦後教育では真の主体性・自主性は育っていない。」と語った。

この後、懇親会が催され、許世楷台湾駐日代表が祝辞を述べた。

以前訪問した学習院大学そうでしたが学習院女子大学も敷地の広さには驚きました。煉瓦造りの古い校舎も趣のあるものでした。樹木も巨大なものが多く歴史を感じさせました。

校庭に建てられている昭憲皇太后様の御歌碑を拝しました。貞明皇后様の御筆によるものでした。

「金剛石」
金剛石も みがかずば たまの光は そわざらん
ひとも学(まな)びて 後(のち)にこそ
まことの徳(とく)は あらはるれ
時計(とけい)のはりの たえまなく
めぐるがごとく ときのまも
光陰(ひかげ)惜(おし)みて はげみなば
いかなる業(わざ)か ならざらん

「水は器」
水はうつわに したがひて そのさまざまに なりぬけり
人は交(まじ)はる 友により よきにあしきに なりぬなり
おのれに優(まさ)る よき友を えらびもとめて もろともに
こころのこまに むちうちて
学(まなび)の道に すすむべし

という御歌が刻まれていました。

帰宅後、資料整理など。

                 〇

昭憲皇太后様の御歌は、まさに学校教育の本質を歌はれてゐると拝します。明治天皇の渙発あそばされた「教育勅語」、そして明治天皇の御製・昭憲皇太后の御歌は、日本国民の歩むべき道を示されております。日本国民は、皇室を道義の鏡と仰ぎ、天皇・皇室に絶対的忠誠をつくすことを道義の基本としてまいりました。それは、近代のみならず、わが国肇国以来の道統であることは申し上げるまでもありません。本日、学習院女子大学をはじめて訪問致しまして、あらためてそのことを実感いたしまた。

穢れ切ったいまの日本を祓い清め道義国家日本を再生せしめる道は、天皇・皇室に対する仰慕の心を復興する以外にありません。日本国民が皇室に対して絶対的忠誠をお誓いする事が最も大切なのであります。国務大臣・官僚の絶対的忠誠の対象は、天皇であらせられます。総理大臣ではありません。『天皇への絶対的忠誠』とは「大君に誠を尽くす」という事であり、権力者に対する服従とは全く異なります。

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