千駄木庵日乗一月十五日
午後は、資料整理。
夕方、父のお見舞い。
夜は原稿執筆。明後日の萬葉集勉強会の準備。
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お正月気分もすっかり抜け、通常の生活が始まりました。自分の夫や兄弟を殺して死体をバラバラにしてしまうという事件が続いて起りました。夫の首を持ち歩いたというのです。何とも恐ろしい話です。最近の犯罪は以前にはとても考えられなかったような猟奇的な事件、陰惨な事件、残虐極まりない事件が、日常茶飯事になっています。しかもそういう犯罪を犯す人がごく普通の人というところに事の重大性があると思います。
一体何が原因なのでしょうか。政治が悪い、教育が悪い、テレビが悪いという意見が出ます。私も時にそういう主張をすることで片付けてしまうことがあります。しかし、現代日本は、社会の奥深いところで何かが狂ってきていると思うしかないような世の中になっています。
神や仏を信じる人は多いし、宗教団体は大繁盛しています。マスコミに登場するニュースキャスターとやらいう人や評論家や学者そして政治家も立派なことを言っています。しかし、日本の國は一向に良くなりません。
何かを根本的に変えなければ、日本はますますおかしな方向に行ってしまうのではないかと思います。しかし、変えるべき何かがすぐに分からないことが問題なのだと思います。
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