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2007年1月 9日 (火)

千駄木庵日乗一月八日

終日在宅して、原稿執筆。今週後半は忙しくなりそうなので、昨日・今日・明日と集中して原稿を書いております。

入院中の父のお見舞いは病院側の都合で行けない状態が続いております。

               〇

テレビで、浅間山荘事件の映画を見ました。藤田まこと扮する後藤田正晴警察庁長官が、役所孝司扮する佐々淳行氏に「犯人を射殺するな。殉教者にしてしまう」と命令する場面がありました。佐々さんという人はずいぶん評判が悪いようです。あの映画でも、当時の長野県警本部長及び長野県警が無能力のように描かれていました。佐々さんは、石原都知事にお追従して、東條英機元総理の自決未遂を狂言だというようなことを石原氏との対談で言っていました。

民族運動家の直接行動や自決に対しても、当局は実行者を「殉教者」「英雄」にする事を防ぐ爲に、事件を矮小化するような情報を流します。「病気が進行したので自ら命を断ったのだ。自決ではなく自殺だ」とか「借金に困ってああいうことをしたのだ。所属団体でも干されていた」というようなことをマスコミに吹聴します。また、当局しかわからないことそれもマイナスイメージになることがマスコミによって報道されます。事件の影響をできるだけ少なくするための情報操作なのでしょう。また、義援金やカンパを集めると、集めてから一ヶ月も経っていないのに「使途不明金が出ていると言われています」などと言います。こういうことを言うのは、同志間の不信感を煽っているだと思うのは勘繰りすぎでしょうか。

治安維持は大切ですし、事件を未然に防ぐことも大事な職務だという事は私にも分かります。しかし、人が命を懸けた行動を貶めることは許し難いと思います。歯軋りする思いです。

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