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2006年11月30日 (木)

千駄木庵日乗十一月二十九日

午後は、皇居東御苑にある三の丸尚蔵館にて開催地中の『明治の彫金ー海野勝珉民とその周辺』展参観。蘭陵王置物・太平楽置物・色紙貼交屏風・鳳凰高彫花盛器などを見る。明治・大正・昭和の御世の宮廷に飾られていたものであり、どれも実に見事な作品である。豪華さよりも気高さを感じた。それが日本美術の特質であると思う。

この後、皇居東御苑を散策。紅葉・黄葉を見る。全く偶然にも皇居清掃奉仕をしている森田忠明氏ら同志たちに出会う。まことに不思議なことである。

夕刻は、父のお見舞い。

夜は、『萬葉集』講義の原稿執筆。

                 〇

皇居東御苑は時々参観させて頂いている。昭和天皇のご発意によって造成された雑木林がとても素晴らしい。いまの季節は紅葉・黄葉が見られる。江戸時代は覇者の城郭であったのであるが、明治以後、皇居となり、百年以上を経過した。もはや、武士の城郭というよりも、みやびなる宮廷のある神聖になるところとなっている。

小生も二回ほど皇居清掃奉仕をさせて頂いた。昭和天皇陛下・香淳皇后陛下・今上天皇陛下・皇后陛下(当時は皇太子同妃両殿下)に謁を賜り、お言葉を頂いたことは最大の感激であった。一般庶民が、天皇皇后両陛下、皇太子同妃両殿下から謁を賜りお言葉を頂く機会は、皇居清掃奉仕以外にはまず無いと申し上げていいだろう。宮中三殿に参拝できたことも本当に有難い事であった。一生の思い出である。

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