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2006年11月 2日 (木)

千駄木庵日乗十一月一日

午前より、西日暮里駅に集合して、萬葉集を勉強している人々を諏訪台と谷中を案内する。

夕刻、父のお見舞い。

夜は、書状執筆及び資料整理など。

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寺町と言われ東京の小京都とも言われる谷中には、お寺がたくさんあります。何故か日蓮宗のお寺が多いのですが、真言宗のお寺もあります。日本佛教の開祖と言われる人々の中で、弘法大師・空海は、全国にその足跡があります。空海が掘り当てたといわれる温泉などがたくさんあります。地名や温泉などの起源に弘法大師にまつわる伝説が多く伝えられています。書店の宗教コーナーに行っても、日本佛教の開祖についての書籍は空海に関する本が最も多いようです。それだけ、空海が日本人に親しまれているということでしょう。

創価学会をはじめ日蓮系教団は多くの信者を集めていますが、不思議なのは、日蓮に関する本が意外と少ないことです。日蓮にまつわる伝説とか地名縁起も空海に比べると少ないと思います。日蓮は、信じる人は多いのですが、近寄り難い人でもあるという事でしょう。

空海と日蓮、この二人は今日でも日本人の精神生活に大きな影響を与えていますが、この二人は、包容性と激情性という日本人の性格の相矛盾するような二つの面を体現していると思われます。しかし、二人とも、窮極的には同じ事を説いていると思います。即身成仏・宇宙即我という事だと思います。そしてそれは今即神代・神人合一(まつりの心)という日本傳統精神の仏教的現われであります。

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