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2006年11月30日 (木)

千駄木庵日乗十一月二十九日

午後は、皇居東御苑にある三の丸尚蔵館にて開催地中の『明治の彫金ー海野勝珉民とその周辺』展参観。蘭陵王置物・太平楽置物・色紙貼交屏風・鳳凰高彫花盛器などを見る。明治・大正・昭和の御世の宮廷に飾られていたものであり、どれも実に見事な作品である。豪華さよりも気高さを感じた。それが日本美術の特質であると思う。

この後、皇居東御苑を散策。紅葉・黄葉を見る。全く偶然にも皇居清掃奉仕をしている森田忠明氏ら同志たちに出会う。まことに不思議なことである。

夕刻は、父のお見舞い。

夜は、『萬葉集』講義の原稿執筆。

                 〇

皇居東御苑は時々参観させて頂いている。昭和天皇のご発意によって造成された雑木林がとても素晴らしい。いまの季節は紅葉・黄葉が見られる。江戸時代は覇者の城郭であったのであるが、明治以後、皇居となり、百年以上を経過した。もはや、武士の城郭というよりも、みやびなる宮廷のある神聖になるところとなっている。

小生も二回ほど皇居清掃奉仕をさせて頂いた。昭和天皇陛下・香淳皇后陛下・今上天皇陛下・皇后陛下(当時は皇太子同妃両殿下)に謁を賜り、お言葉を頂いたことは最大の感激であった。一般庶民が、天皇皇后両陛下、皇太子同妃両殿下から謁を賜りお言葉を頂く機会は、皇居清掃奉仕以外にはまず無いと申し上げていいだろう。宮中三殿に参拝できたことも本当に有難い事であった。一生の思い出である。

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2006年11月29日 (水)

千駄木庵日乗十一月二十八日

午後は、書状執筆。

夕方は、父のお見舞い。

夜は原稿執筆。「萬葉集」講義です。

           〇

「イザナギ景気を超える戦後最長景気だ」などと言われていますが、我々にはまったくそんな実感がありません。經濟状況は一向に良くなっていません。儲かっているのは、一部の人たちだけでしょう。また、企業の業績が上がっているとしても、それはリストラによって大勢の正社員が追放され、臨時雇いを増やした結果、企業の業績が良くなっただけのことでしょう。つまり、弱き者・庶民の犠牲の上での「好景気」なのです。

私は、左翼労働運動は勿論反対です。しかし、日の丸労働運動はどんどん活発になってほしいと思います。昔、「三池争議」の頃、まだ中学生だった私は、赤尾敏先生に電話して、「労働運動なんかなくなってしまった方が良いと思います」と申し上げたら、「それは違う。赤旗を振る労働運動がいけないんだ。日の丸を振る愛国的労働運動は活発に行われるべきだ」と教えられました。

「リストラ」という外国語に騙されていますが、国語で言えば「首切り」「人員整理」のことです。労働者・庶民は団結して立ち上がらねばなりません。ストでもデモでもどんどんやればいいのです。どうも最近の労働組合は弱くなっています。闘う姿勢が見られません。ただし、日の丸を振り、愛国歌を歌う運動であるべきです。「五・一五事件」「二・二六事件」当時に似た時代状況になっているのでしょうか。

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2006年11月28日 (火)

千駄木庵日乗十一月二十七日

午前十一時、先輩同志の事務所訪問。最近の政治情勢などについて懇談。

午後は、父のお見舞い。

帰宅後、資料整理、書状執筆など。

               〇

この「日乗」には、読書のことが全然書かれていませんが、出来得るかぎり本を読む時間をつくっております。最近は、聖書・コーランそしてユダヤ教・キリスト教・回教についての本を読んでおります。旧約聖書の物語がこれほど面白いとは思いませんでした。しかし、言うまでもありませんが、コーランも聖書も日本神話の物語と比較すると相当に戦闘的であり、神の怒りとか復讐とかが凄まじく描かれております。また、砂漠地帯に生まれた神話ですから、やはり乾いております。心休まるみすみずしさは不足しています。

しかし一神教が、欧米・中東そしてアジア、つまり殆ど全世界に広まり、多くの人々が信仰しているという事実はすごいものです。日本伝統信仰は、世界宗教になり得るか否かというのは難しい問題であります。日本神話はやはり山紫水明麗しく四季の変化が規則正しい日本という素晴らしい国で生まれたものであります。厳しい自然環境に生きる人々には融合しないのかとも思います。しかし、闘争戦争を絶え間なく繰り返している一神教の世界に対して、自然と祖靈を神と拝ろがむ神道の精神がその闘争性を和らげる原理となり得るという希望を抱いております。回教徒やユダヤ教徒が伊勢の神宮に来て大感激したという話を何回も聞いたことがあります。

ただし、今日の日本の荒廃した状況を見ると、まずもって日本人自身が、日本傳統信仰に回帰しなければなりません。

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2006年11月27日 (月)

千駄木庵日乗十一月二十六日

午前から、資料整理。

夕方より父のお見舞い。

帰宅後も資料整理。

              〇

ロシア当局によると思われる反対派粛清・暗殺が起っている。反対派暗殺は、スターリンによるトロツキー暗殺以来のロシア独裁政権の「伝統」である。また、わが国固有の領土北方領土海域におけるわが国漁船員射殺事件、樺太の石油・天然ガス開発工事に対するロシア側の一方的な承認取り消しなど、ロシアによるわが国に対する理不尽なる行為が続いている。

冷戦時代、「共産中国とソ連は世界の共産化を目指す国である」とされ、わが国はアメリカの軍事力の庇護のもとで安全を確保して来た。冷戦体制が崩壊して、「共産国家の世界侵略の危機は無くなった。さあ平和の時代だ」と言われた。

しかし、近年のロシア及び支那の動きを見ていると、共産主義国家であろうとなかろうと、この二つの國は、軍事力を使った膨張主義の国であり、弱い相手に対して理不尽極まりないことをして来る国であることには変りがないことがいよいよ明白になった。おまけのこの二つの国の鬼っ子北朝鮮が核武装した。

我が国はノホホンとしてはいられないでのある。核武装を含めた防衛力強化策を講じなければ今に大変なことになるのは火を見るよりも明らかである。

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2006年11月26日 (日)

千駄木庵日乗十一月二十五日

午後は原稿執筆。憲法論です。

夕刻、父のお見舞い。

夜は原稿執筆。

                 〇

中川秀直自民党幹事長は造反議員の復党問題で、筋道・原理原則とやらを強調し「自民党は仲良しクラブではない」と言った。党内抗争を繰り返してきたのが自民党なのだから、もちろんそうであろう。しかし、原理原則・筋道と言うのなら、中川秀直氏のようなスキャンダルまみれの男が幹事長になるのは筋道に反し政治は最高の道徳であるという原理原則に反している。逆に言うと、中川氏のような人物が幹事長になれる政党を「仲良しクラブ」と言うのかもしれない。いまの自民党は旧福田派全盛時代であり、森喜朗・小泉純一郎・安倍晋三と三代の総理が福田派だ。そして中川秀直氏も旧福田派。つまりみんな仲良しなのだ。自民党が、旧福田派仲良しクラブになっているから、中川氏が幹事長になれたのである。

平沼赳夫氏も旧福田派である。おまけに安倍総理と仲良しである。中川秀直氏にとって、平沼赳夫氏はライバルである。平沼氏が復党すると自分の立場が危うくなるから厳しい姿勢で臨んでいるともいえる。つまり平沼氏と中川氏とは仲が良くないのである。

つまり所詮自民党という政党には、原理・原則などないのである。学生運動の言葉で言えば、ノンポリ政党と言っていい。右から左まで色々な人がいる。その中で、平沼赳夫氏は、国家観・歴史観がまともな政治家である。少なくとも、中川秀直よりはずっとましな政治家である。

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2006年11月25日 (土)

千駄木庵日乗十一月二十四日

午前中より、原稿執筆。夕刻、父のお見舞い。

午後七時より、ホテルサンルート高田馬場にて、『三島由紀夫・森田必勝両烈士追悼三十六年祭・野分祭』執行。祭文奏上・「英霊の声」拝聴・「檄文」朗読・遺詠奉唱・玉串奉奠などが行われた。

この後、田村司氏(元楯の會會員)が講演し、「母方の祖父は東條英機氏の付き将校だった。また士官学校の教官だった。そして父はその生徒だった。戦後父は自衛隊に勤務した。祖父からは東條さんは温情の人だったと聞いている。祖父は、B級戦犯になった。田中静一陸軍大将から生長の家の信仰を勧められた。私は幼い頃から生長の家の信仰で育てられ、高校時代・大学時代生長の家の活動を行った。神奈川大学で活動し、共産革命から祖国を守るための軍事訓練をしなければならないと思い、自衛隊に一ヶ月間体験入隊し、楯の會に入った。森田必勝氏の班に組み込まれ、森田さんの下宿によく行った。森田さんは、前に所属していた組織から『共産党に魂を売った男』と批判された。森田氏はそのことを『許せない』と本当に悔しがっていた。三十六年を経過した今日、楯の会に属していた人たちの中に、先鋭的に運動をしている人も多く出て来ている。」と語った。

                   〇

私も、田村氏と同じように、生長の家で学生運動を行った。また、私の父も戦時中は軍人となり、戦後は自衛官であった。私は運動神経が全く無かったので、自衛隊の体験入隊は無理であったので、楯の會に入る事はかなわなかった。生長の家の友人同志の多くが楯の會に入った。楯の會事件の当日は、当時私が勤務していた二松學舎大学のある九段から市ヶ谷の東部方面総監部は比較的近かったので、飛んで行った。生長の家の同志が多く来ていた。よく晴れた日であった。つい昨日のことのように思い出される。あの日の衝撃は未だに強く心に残っている。三島氏が『檄文』などで憂えられたことは、今日事実となっている。状況は昭和四十五年当時よりも深刻になっていると思う。だからこそ、三島・森田両烈士の精神を継承する多くの人々が、日本再生のために活動しているのである。

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2006年11月24日 (金)

千駄木庵日乗十一月二十三日

午後は、父のお見舞い。

午後五時より、赤坂プリンスホテルにて開催された「ピュアーライフ ナショナル コンベンション」という会合に出席。久保田信之学習院女子大教授・菅家一比古社長の挨拶などが行われた。

帰宅後は、原稿執筆。

               〇

政治家の質の低下はすさまじいものがある。今日は民主党に限って書いてみる。小沢・菅・岡田という民主党の幹部は、安倍晋三総理の揚げ足をとろうとして、野卑にして歴史を冒涜し祖国を外国に売り渡すような主張や国会質問を繰り返している。この三人には、政権を自民党から奪取しようという事しか頭にないのだ。

菅直人は、岸信介氏が大東亜戦争開戦の詔書に副署したことを取り上げて、安倍氏を責め立てた。一体祖父の行為が孫に何の関わりがあるのか。大東亜戦争開戦は決して侵略戦争開始ではない。間違った行為ではない。菅直人は敗戦後遺症の重症患者である。

岡田克也は、「A級戦犯は犯罪人だ」と主張した。戦後、岡田氏の言う「犯罪人」あるいは「戦犯容疑者」だった人たちが総理大臣(岸信介氏)・法務大臣(賀屋興宣氏)・外務大臣(重光葵氏)になっている事実をどう考えるのか。岡田のような政治家を売国政治家と言う。

小沢一郎は、沖縄県知事選挙で基地反対の社民・共産とも共闘し、さらに国会においても、社民と共闘して連立政権を作ろうとしている。国際テロ国家北朝鮮や旧ソ連・共産支那と同根の勢力と手を結んで政権を奪取しようというのである。小沢のように男を国賊と言う。

これ以上日本をおかしくしないためにも、国家の将来を危くする政治家に対しては厳しい批判を行わなければならない。

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2006年11月23日 (木)

千駄木庵日乗十一月二十二日

午後一時半より、ある会合に出席。スピーチ。核武装論について述べました。

その後、父のお見舞い。

夜は書状執筆など。

                  〇

徳島市の眉山の急斜面で身動きのとれなくなった犬の救出の模様が報道されました。徳島市は小生の父の故郷であり、私も二回ほど眉山に行ったことがあります。麓には父の親戚のお墓がある寺町があります。父が病気でもあり、懐かしい思いがしました。もう一回父を故郷に連れて行ってあげたいという思いがします。

テレビで獣医さんが「こういう事が大きく報道されるのは、日本が文明国である証拠だ」という意味のことを言っていました。果たしてそうでしょうか。今はリストラなどで失職したりいろいろな事情で明日の生活さえどうなるかわからないという国民が多くいるご時世です。犬の救出はどうでもいいとは言いませんが、あれほどマスコミが大騒ぎするようなことでしょうか。お犬様のことよりも人間様のことでもっと大切な問題があるのではないでしょうか。

こういうマスコミの報道ぶりを見て、犬公方と言われた徳川五代将軍・徳川綱吉も、あの世でさぞや喜んでいることでありましょう。

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2006年11月22日 (水)

千駄木庵日乗十一月二十一日

午後は、上野公園の東京国立博物館平成館にて開催中の『特別展・佛像ー一木に込められた祈り』参観。奈良・平安仏から江戸時代の円空(えんくう)・木喰(もくじき)まで、一木彫(いちぼくちょう)の仏像が展示されていました。

驚いたのは、展示されている仏像の半分は観世音菩薩像だったことです。それだけ観世音菩薩は日本人に愛され信仰されているのだと思います。しかも十一面観世音菩薩像が多く展示されていました。寺外初公開の滋賀・向源寺の十一面観音菩薩立像(国宝)はやはり見事なものでした。

日本の神々の主神であられる天照大御神も女性神であられます。観世音菩薩も女性とされています。不思議な気がします。母なる大地とか母国という言葉があります。須佐之男命という男性神は女性神であられる天照大御神を恋い慕います。日本人は女性・母性への憧れが強いのでしょうか。

この後、大正天皇のご成婚を奉祝するために明治二十二年に建設された表慶館(重要文化財)という建物を参観しました。

夕刻は、父のお見舞い。

                  〇

宗教の力・信仰の力の強さは大変なものだと思います。ロシアにおいては、約百年間『宗教は阿片なり』というイデオロギーを持つ共産主義独裁政権が続いていたにもかかわらず、崩壊後ロシア正教などの宗教が復活しました。東欧諸国も然りです。ベトナム・カンボシアそして共産支那も宗教が根強く生きています。

今日、世界各地で起っているの紛争もその多くは宗教がその原因となっています。それだけ宗教の影響力が強いということです。宗教が必ずしも、人類に平安をもたらすとは限りませんが、人類が宗教を捨て去るという事はあり得ません。

我が国は、天地の神々を祭る日本伝統信仰を強靭に保持しつつ、佛教という外来宗教を融合摂取して来ました。そして、日本国民は、高度の文化を創造し、おおむね平穏な生活を営んできたと思います。今日、多くの仏像を拝観してそのことを実感しました。

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2006年11月21日 (火)

千駄木庵日乗十一月二十日

午後は、資料整理。夕刻は父のお見舞い。夜は資料整理など。

             〇

唯一の被爆国だから核を持つべきではないという議論はおかしいと思います。何回か書いたように、広島長崎の悲劇は、日本に原爆が無かったから起ったのです。米ソ冷戦期には、米ソがともに核兵器を持っていたから使用されなかったのです。インドとパキスタンは双方が核兵器を持っているから本格的戦争にならないのです。共産支那と北朝鮮が核兵器を持ち、日本に狙いを定めているのに、日本が無防備ているという事は許されません。日本に原爆を落した國が絶対に日本を守ってくれるという保障はあるのでしょうか。日本は核武装することによって、アジアの平和が保たれ、日本が真の自主独立国家になるのです。言うまでもなく、私は軍事問題は素人です。こうした考え方は間違っているでしょうか。

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2006年11月20日 (月)

千駄木庵日乗十一月十九日

午後一時半より、九段の靖国神社境内にある靖国會館にて、「二宮報徳会定例講演会」開催。小林幸子会長が挨拶。

昭和史研究所代表の中村粲氏が「東京裁判史観との訣別」と題して講演し、「小泉前首相は、就任直後、中国を訪問して、日本の首相として蘆溝橋で謝罪している。安倍首相は就任して二ヵ月半、相当良い方向に進んでいる。限界があるのは止むを得ない。曖昧戦術というのはうまい方法だと思った。中国にとっても具合が良い。日中関係を平穏にするにはうまいやり方。来年は靖国神社に参拝してほしい。隠密の行動でいい。公用車でなくてもいい。目撃者がいなくても噂になればかえって面白い。日本人の精神まで支那人に拘束されることはない。安倍氏は『戦犯は国内法的には犯罪人ではない』と言い切った。靖国神社参拝のための布石を打ったと私は考えている。『河野・村山談話を継承する』と言った。一方で下村官房副長官が『事実を調査する』と言った。事実を調査すれば強制連行が無かったことが分かり、河野談話は空虚なものになる。村山談話も骨抜きにしようとしている。強制連行を見た人は一人もいない。八万から二十万人が強制連行されたなんてとんでもない話。安倍首相が『岸信介氏が開戦の詔書に副署したのは間違っていた』と言ったのは残念。歴史とはそんなに簡単なものではない。」などと語った。

「政治文化情報」でも論じましたが、安倍晋三総理が菅直人のしつこい追及に対して「岸信介氏が『開戦の詔書』に副署したのは政治とは結果責任だから間違っていた」と語ったのは大変困ったことです。そもそも、祖父の行為の是非を孫に問いただした菅直人が間違っているのです。祖父がどのようなことをしようと本人には全く関係のないことです。どんな質問でもして、相手を困らせようという菅直人の魂胆は全く卑しいし、許し難いものです。

しかし、そうした道義に反する汚い手口の質問だったとはいえ、それに乗ぜられて、聖戦であった大東亜戦争の『開戦の詔書』を否定するに等しい答弁をしてしまった安倍氏の責任は大きいと思います。歴史の否定であり、先帝陛下への不忠であり、自分の祖父への冒涜であると言っても過言ではない答弁でありました。安倍氏の本心ではないとは重々分かっていますが、それだけになんとも残念でした。また菅直人に対する怒りを禁じ得ません。

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2006年11月19日 (日)

千駄木庵日乗十一月十八日

午前中より、「政治文化情報」発送作業。午後に発送完了。購読者の皆様には月曜日にお届けできると思います。

夕刻、父のお見舞い。

夜は、資料整理。

                 〇

北の核兵器は重大な脅威である。また、ノドンに核または生物化学兵器を付けて撃ち込まれれば、我が国は壊滅的打撃を受ける。地下化された北朝鮮の核・弾道ミサイル基地をわが國が先制攻撃するのは不可能という。だとすれば、北の核兵器に対する抑止力は核兵器しかない。アメリカの核の傘の下にいるから安全だなどということはできない。アメリカが民主党政権になったら尚更である。やはりわが国も核武装する以外に恒久的に安全を確保する道はない。以前も書いたが、わが國が唯一の被爆国になったのは、当時のわが國が核抑止力を持っていなかったからである。その愚を繰り返してはならない。

北朝鮮のような国際テロ国家が核兵器を持ったのに、その標的となっているわが國が核兵器を持ってはならないなどという事は全く道理に反することである。隣に住む強盗が殺傷能力が極めて高い凶器を持った以上、その強盗に狙われている家が何の防衛策も講じないでいるわけにはいかないのである。

フランスという国を核攻撃する國は存在しないと思われるのに、フランスは早くから核武装している。わが国が核武装してはいけない道理はまったくないのである。まして、北朝鮮という何をするか分からない無法国家が核武装してわが国を狙っているのである。一刻も早く我が国は核武装すべきである。それは独立国家として当然の権利である。

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2006年11月18日 (土)

千駄木庵日乗十一月十七日

午前より、「政治文化情報」十二月号の発送準備。

午後は、父のお見舞い。

帰宅後も発送準備。

                〇

「教育基本法」改正案が衆議院を通過しました。法律が変れば全てが良くなるとは思いませんが、やはり、法律というのは大事です。我が家から、ある小学校が見えるのですが、毎日翩翻と日章旗が翻っています。毎朝、それを眺めますと清々しい気分になります。「国旗・国歌法」が成立する前には見られなかった光景です。

現行の憲法も、教育基本法も、わが國の歴史と伝統が全くと言って良いほど記されていません。祖国に対する愛とか誇りという事も記されていません。そして、「人類普遍の原理」とか称するものが最高の価値として謳いあげられています。

私は、国民主権論は君民一体の日本國體に合致しないと信じます。現行憲法の恒久平和主義とは敗北主義であり、戦勝国への詫び証文です。道義道徳を前提としない基本的人権の尊重は自分さえ良ければ良い・強い者勝ちの破壊思想であります。

現代日本の混迷の原因は、戦後における伝統の破壊・道義の頽廃であります。現行憲法と教育基本法はそれを大いに助長してきたと思います。日本伝統精神の回復と愛国心の涵養こそ道義の根本であります。

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2006年11月17日 (金)

千駄木庵日乗十一月十六日

午後一時半より、豊島区立千早地域文化創造館にて、『萬葉會』開催。小生が高市黒人の歌を講義。

夕刻、入院中の父のお見舞い。

帰宅後は、『政治文化情報』来月号の発送準備。

              〇

国会審議拒否で、野党が共同戦線を張っています。民主党から共産党までが一緒になって街頭演説までやっています。国民新党もこれに加わっています。綿貫・亀井両氏と共産・社民が共闘するなどという事は噴飯ものです。国家観・政治理念・政策が全く異なる政党が一緒になることを野合といいます。

小沢一郎という男は、自民党がら追い出された後、野合政権をつくって政治を混迷に陥れました。今度も「夢よもう一度」で野合政権を作ろうとしているのです。まことにもって懲りない男です。

公明党創価学会を最初に政権内に引き入れたのは小沢一郎です。中曽根氏は「小沢は禁じ手を使った」と批判しました。まさのその通りで、その後、創価学会公明党は、権力のうまみを知り、自民党にすり寄って、これまた野合政権をつくっています。

今になって小沢側近の平野貞夫氏が公明党創価学会を批判していますが、小沢や平野氏に自公野合を批判する資格はありません。ともかく、日本の政治を良くする爲には、政治理念・国家観・政策を度外視した野合政治を排除しなければなりません。国防問題・憲法問題・歴史観・教育問題などの国家基本問題を軸にした真の政界再編が行われるべきです。そして小沢一郎・田中真紀子といった人々に引退してもらうことが真の政治改革です。

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2006年11月16日 (木)

千駄木庵日乗十一月十五日

午前中から諸雑務。

午後、父のお見舞い。

午後四時半より、青山の日本文化チャンネル桜にて、『日本の息吹』の収録。水島総氏、崎山茂子氏と鼎談。わたくしの活動経歴・尊敬する人物や影響を受けた人物などについて語り、且つ、いま最も訴えたい事について次のやうに話しました。

「謦咳に接し影響を受け尊敬する人物は、谷口雅春・中河與一両先生です。『萬葉集』は大学時代中西進先生の講義を受けました。好きな作家は、三島由紀夫と永井荷風です。衝撃を受けた事件は中学時代の浅沼事件、就職して一年目の楯の会事件でした。

日本国は建国以来、危急存亡の危機を何度か経験してきたが、天皇中心の國體を明徴化することによって、その危機を乗り切ってきた。現代の危機も絶対に乗り切ることができる確信する」と述べました。

放送は、今月二十三日午後七時より八時、再放送は二十四日午前七時より、二十七日午後四時からです。

                 〇

午後七時より、駒込地域文化創造館にて、『萬葉古代史研究会』開催。萬葉集作者未詳歌を講義。

帰宅後は、明日の萬葉集講義の準備。明日は、午後一時半より、豊島区立千早地域文化創造館にて、『萬葉會』が開催されます。

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2006年11月15日 (水)

千駄木庵日乗十一月十四日

午前から、書状執筆など。

午後は、父のお見舞い。

夜は、明日の萬葉集講義の準備。明日は駒込地域文化創造館にて、萬葉古代史研究會が開かれます。出席ご希望の方は、メールでお知らせ下さい。

                 〇

自殺の続発には驚いてしまいます。生徒だけでなく、学校長まで自殺してしまうというのはどうしたことでしょう。自分の命を断つという事は余程勇気がなければできないと思うのですが…。余程の苦しみを抱え込んでしまったという事なのでしょうか。私は、マスコミがあまりにセンセーショナルに報道し過ぎるのが自殺が続発する原因と思います。文部大臣に自殺予告の手紙が来たなどということを報道しなければ、自殺予告の手紙が続々と送られてくるという事態にならなかったのです。

再婚相手や同棲相手の連れ子ではなく、自分が生んだ子供までも苛め殺すなどというのは全く考えられないことです。

「人の命の大切さをもっとよく認識しなければならない」と良く言われますが、そういう教育を行うべき学校の校長が自殺してしまうのではどうしようもありません。死ねば全てが解決すると考えているのでしょうか。もっともっと図太く、強く生きていく根性を持たなければなりません。

いまの憲法と教育基本法に問題があるのはいうまでもありません。日本国の伝統精神というものを正しく子供に教えることがなにより大切であります。いまの義務教育では『萬葉集』『神話』『論語』という古典を全く教えていないのではないでしょうか。この三つを小学性の頃から正しく教育していれば、今日のような状況は起り得なかったと思います。

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2006年11月14日 (火)

千駄木庵日乗十一月十三日

午前から、諸雑務。

午後は、入院中の父のお見舞い。

午後七時より、「九段下沙龍」開催。多くの同志と討議・懇談。

               〇

昨日の大会に数多くの同志が参集したことは大変嬉しいことでした。その原因は色々あると思いますが、一つには、やはり、加藤紘一氏への反感が相当強いという事があると思います。彼のこれまでの言動は、「一体この人が保守政治家なのか」と思わざるを得ないものでした。社民・共産・民主党左派の政治家と同じような言動を繰り返しているにもかかわらず、『保守政治家』として認知されていることへの反感であります。しかも、自民党幹事長や官房長官を歴任し、今は全く力が衰えたとはいえ、一定程度の影響力を行使していることに対する危機感もあると思います。

加藤氏と同じ穴の狢のような自民党政治家はまたまだいます。古賀誠・河野洋平・二階俊博といった連中です。むかしの自民党にも、宇都宮徳馬という左派がいました。しかしこの人は一種の変わり者扱いをされていたようでした。ところが、加藤・古賀・河野・二階といった人々は、権力の中枢に入って、媚中・反日の政治路線を主張し、実際に日本の政治・外交をおかしくしてきたのですから、事は重大なのであります。

民主党の亡国的動きと共に、自民党左派に対しても厳しい監視の目を向けねばならないと思います。

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2006年11月13日 (月)

千駄木庵日乗十一月十二日

午前から、講演準備。

午後は、父のお見舞い。

午後七時より、江東公会堂において、「堀米正廣同志の義挙を支援する集会」開催。国民儀礼の後、直隆志氏が主催事務局を代表して挨拶。

南出喜久治弁護士が講演し、「マスコミ報道は歪曲している。堀米氏は『加藤紘一氏の九十七歳の母親がいた事は知らなかった。知っていたら、別の行動をとっていた。母堂に申し訳ない。』と言っていた。そして堀米氏は加藤氏の母堂に謝罪文を書いて送った。まさに忠孝精神の持ち主である。この事は報道されていない。暴力団から金が出ているとか、金に困っていたというのは全くの捏造。権力側は、弁護士との接見さえも色々妨害した。また、捜査当局は自分たちにとって都合の良いことだけをマスコミのリークする。堀米氏は無念さで一杯。そういう思いの中で支援の輪が広がっていることに恥じらいの心を持っている。仁王立ちで腹を切って腸が全て出た。『言論には言論で』という意見は全く間違っている。自由な言論が許されているのはほんの一握りの人々。言論は封殺され討論は拒絶されている。GHQの暴力によって文化伝統が蔑ろにされた戦後体制下にあって、言論で戦うという事は可能なのか。祖国防衛権の行使は国民一人一人に認められる。この集会を契機として連帯し、後に続く運動を展開しよう」と語った。

続いて小生が講演した。小生の講演内容については、あらためてコラム欄に掲載致します。そして、宮崎学氏が講演を行った。さらに全国各地区の代表者が挨拶を行った。最後に、藤元正義氏が謝辞を述べた。

全国から約一千名の同志が参加しまことに有意義な集会となった。それだけ、加藤紘一氏をはじめとした国内の媚中派政治家に対する怒りを大きいということである。民族派がこの集会を契機として、さらに活発な行動を展開することになると確信する。

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2006年11月12日 (日)

千駄木庵日乗十一月十一日

午後は、入院中の父のお見舞い。

午後六時半より、神田神保町の東京堂書店大会議室にて、『安倍晋三の〈政治的DNA〉と政権の未来』と題するシンポジウム開催。登壇者の主な発言は次のとおり。

〈大窪一志氏〉『いま世界は新しい中世に入りつつある。近代のシステムは終わりつつある。安倍晋三の変身でナショナリストは憤激している。安倍の変身の裏にはアメリカと中国の接近がある。グローバライゼーションとアメリカの一極支配は両立しない。国家を越えた新しい市場統合が行われるようになった。小泉はナショナリストではなかった。安倍政権は国家主義に戻ろうとしている。自由とは自立である。」

〈宮崎学氏〉「岸信介が大川周明・北一輝に共鳴したというのは後付けの論理ではないのか。いまの憲法が六十年間改正されなかったのは、護憲左派ブロックの運動の成果ではなく、保守の中の護憲左派の存在がいまの憲法体制を守ってきた。小泉と安倍は全く違う。小泉はワンフレーズポリティックスだったが安倍にはワンフレーズもない。何かやろうとしたら損をするという心構えが必要。労働組合運動・部落解放運動にはそれがなかった。」

〈平野貞夫氏〉「政治家はロイヤリティが何処にあるかが大事。岸信介は権力にロイヤリティを感じた。宮沢喜一は大正デモクラシー。中曽根康弘は自分自身。価値観を変えなければ世界は滅びる。吉田茂はアナーキズムとアニミズムを持っていた。吉田の父親は幸徳秋水を可愛がった。吉田はアメリカの良い部分を利用し、嫌な部分と対決した。中曽根は講和発効の時、過激な改憲論と昭和天皇退位論を主張したので、吉田が改憲できなくなった。創価学会は新聞印刷という政治的ワイロを新聞社に贈っている。創価学会とメディアファシズムをどうクリアするかが日本を亡国から防ぐ課題。非核三原則は、政策課題ではなく国是。憲法より上にある。日本ネオコンがロボット総理を造った。参院選で自公が勝ったら日本は終り。人類普遍の原理である『憲法三原理』は国民に定着している。私は法匪的発想をする。」

もっともっと興味深いことが語られたのですが、ここには書ききれません。後日、『政治文化情報』誌で報告致します。平野氏による創価学会批判は大賛成ですが、「非核三原則は憲法以上の国是だ」とか、「現行憲法三原理は人類普遍の原理だから絶対守るべし」という意見には、私は全く反対です。「国是」だとか「原理」などというものを頑なに守ることによって国が滅び、国民の安全と生存が脅かされるのは真っ平御免であります。

宮崎氏が、「何か利益を得ようと思って部落解放運動や労働運動に挺身する人がいたから、何年も出勤しないで給料だけ貰っていた公務員の存在を許したのだ」と語ったのには共感しました。

ともかく、いまの日本と世界は大転換期であり、大変な状況になりつつあることは確かであります。私は、日本伝統精神の回復が世界の混迷を救済すると信じております。

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2006年11月11日 (土)

千駄木庵日乗十一月十日

午後は、入院中の父のお見舞い。

午後六時より、平河町の高池事務所にて、『國體政治研究會幹事会』開催。討議。

夜は『政治文化情報』十二月号の原稿執筆。

                 〇

創価学会会長が交代した。秋谷永之助前会長は、池田大作の下で長年仕えて来た。国会の参考人招致にまで引っ張り出されて苦労した。秋谷氏は若い頃、戸田城聖第二代会長から『城』という字を貰って、「城永」と名乗っていたが、三代会長に就任した池田大作から嫉妬され苛められた挙句、『城』という字が使えなくなり本名を名乗るようになった。恩師から貰った名前が使えなくなったのだからさぞや悔しかったであろう。また秋谷夫妻の仲人は戸田氏がつとめたが、池田夫妻の仲人は戸田氏ではなく、当時の理事長・小泉隆氏だった。今日このことを隠している。池田氏が戸田氏の後継者であることは戸田氏在世中から決まっていたという話はきわめて怪しい。ともかく、池田氏の秋谷氏に対する嫉妬と苛めはひどいものだったらしい。

池田氏の猜疑心の強さ、嫉妬深さは相当なもので、公明党代議士が国から勲章を貰うことも事実上禁止した。宗教の世界は、マゾとサドの集まりと言っていい位である。その教団の絶対者は幹部や信者を苛めるのに快感を覚え、幹部や信者も絶対者から苛められるのに快感を覚えるのではないとか思えるくらいである。

創価学会会長と言っても、『池田商店』の番頭に過ぎない。池田大作氏とその家族は栄耀栄華を極め会員から崇められても、会長以下の最高幹部たちは池田一族を守るために苦労させられ、何かがあると責任だけをとらされるという体制なので゙ある。

原田氏もこれから益々苦労させられることであろう。

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2006年11月 9日 (木)

千駄木庵日乗十一月九日

朝、宿舎を出発。帰京。

午後、父を病院に見舞う。

帰宅後、原稿執筆。

              〇

アメリカの中間選挙で共和党が大敗しました。もしもこのまま推移して、大統領選挙でも共和党が敗北し、民主党政権になったら、日本にとっては大変危険なことになると思います。テレビを見ていますと、大体日本の左翼の連中は共和党の敗北を喜んでいます。民主党政権は反日といっては言い過ぎですが、共和党と比較すれば日本に厳しい姿勢をとる政党であります。また、親共産シナ姿勢であり、北朝鮮に対しても甘い姿勢をとっています。日本よりも支那を重視するのは確実です。

歴史を顧みましても、シナに味方し日本を戦争に追い込んだルーズベルト政権は民主党であり、日本に原爆を落したトルーマン政権も民主党であります。また、朝鮮戦争で、マッカーサーが満州を爆撃し、金日成軍と共産支那軍を朝鮮半島から駆逐しようとしたのを止めさせるためマッカーサーを罷免したのも民主党政権です。その後の歴史を見ても、民主党政権は日本にとってろくなことがありませんでした。

さらに、台湾で陳水扁政権が窮地に立たされています。次の総統選挙で国民党が政権に復帰すると、共産支那の「一国二制度」をうけ入れる危険があります。そうなると、台湾が反日国家に変身するのです。

日本にとってまことに憂慮すべき状況になって来つつあると思います。

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千駄木庵日乗十一月八日

午前中は、雑務。

午後五時より、静岡県某所にて、『日本を糾す會』開催。深夜まで同志多数と懇談・討議。

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2006年11月 8日 (水)

千駄木庵日乗十一月七日

午後は、「政治文化情報」十二月号の原稿執筆。

夕刻は、父のお見舞い。

夜は、原稿執筆。

               〇

宗教は、人類の苦悩を救い、安穏をもたらすことを使命としているはずです。これまでの人類の歴史のおいて、宗教は多くの人々に希望を与え、平和をもたらしたことは事実であります。

しかしその一方で、宗教が原因となった対立・闘争も激しく行われて来ました。そしてそれは今日においてもより激しさを増しています。一神教同士の対立は言うに及ばず、インドとパキスタンの対立はヒンズー教徒いう多神教とイスラム教という一神教の闘争です。佛教も、おとなしいとは言えません。オウム真理教は仏教系の宗教でした。創価学会は、敵対者・離反者に対してすさまじい攻撃を繰り返しています。

これまで、宗教戦争で死んだ人々の数は計り知れないものがあると思います。宗教というものは、愛と赦しを説きますが、反面、呪詛や迫害も行うのです。宗教の怖さというもの、悪魔的側面を、我々は充分認識していなければならないと思います。

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2006年11月 7日 (火)

千駄木庵日乗十一月六日

午後は、原稿執筆など。

夕刻、父のお見舞い。

夜も原稿執筆。

                 〇

今日の「朝日新聞」の夕刊で、評論家の立花隆氏が、「教育が国家の手段になったので、日本は全体主義国家となった。その役割を果たしたのは『教育勅語』である。『教育基本法』は、教育を、国家以前から存在し国家の上位概念たる人類共通の普遍的価値への奉仕者に変えた。それは人格主義であり個人の尊厳である。教育は国家に奉仕すべきでなく、国家が教育に奉仕すべきである。国家主義者安倍首相は、再び教育を国家への奉仕者にしようとしている」と語っている。

私は立花氏を、田中角栄批判などなかなか鋭く緻密な評論活動をしていると評価していたのですが、この発言は全くお粗末です。左翼の権力国家観に縛られた全く幼稚な発言であります。第一、日本国の本質をまったく理解していません。日本国の本質は、権力国家ではありません。天皇を祭祀主と仰ぐ信仰共同体です。権力機構としての国家は教育に奉仕すべきであります。しかし、個人とか人格を至上とする考え方は誤りです。個人も人格も共同体の中において育まれるのです。たった一人の人間そしてその人格が共同体国家を度外に置いて生きていけるはずもないし、育まれるはずもないのであります。立花氏の論は空想であり空論であります。一体立花氏の言う「国家主義」とは如何なるものを言うのでしょうか。

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2006年11月 6日 (月)

千駄木庵日乗十一月五日

午後は、資料整理。

夕刻、病院に赴き父のお見舞い。

夜は、原稿執筆。

              〇

台湾の陳水扁総統夫人が、機密費私的流用で起訴されたことで、台湾が混乱しています。国民党など共産支那との統一派が勢いづいて、台湾が支那の併呑される事態になるのを最も恐れます。今回のことも、何か謀略めいたものを感じるのは私一人ではありますまい。台湾は、軍・官僚・教育界・マスコミが戦後台湾に逃げてきた支那人に牛耳られています。検察官も当然支那人が多いのです。

戦後ずっと、支那人が台湾人を色々な面で圧迫し差別し排除して来たために、台湾人には、日本やアメリカなど海外に出て活躍する人が多かったのです。そういう人々が、日本などで台独運動を展開していたのであります。

何とか、台湾独立の道をまっしぐらに進んでもらいたいというのが私の願望であります。

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2006年11月 5日 (日)

千駄木庵日乗十一月四日

午後二時より、内幸町の日本プレスセンターにて、「アジア問題懇話会」開催。武貞秀士氏(防衛庁防衛研究所主任研究官)が「「朝鮮半島をめぐる北東アジアの安全保障を考える」と題して講演。

「世界における核拡散の時代が始まった。北朝鮮は、米・中・露・英・仏・印・パ・イスラエルに続く九番目の核保有国になったと考えている。六カ国協議で、『核保有国として待遇しろ』と強硬に主張するであろう。北朝鮮のペースになる。緊張をはらんだ展開になる。韓国社会が北朝鮮化し、大統領府に北のスパイがいる。経済の逆転現象の後、北は韓国の豊かに部分をもらってしまいたいので、平和統一案を出した。北朝鮮に鉄鉱石が眠っている。中国はそれを狙っている。大量破壊兵器が拡散してテロに使われる危険がある。安倍外交の船出の時、核実験を行った。金正日による嫌がらせ。北朝鮮は大量破壊兵器を外交的に利用し、中露からの軍事的自立を図る。日本は大戦略を立てなければならぬ岐路に立っている。北のミサイルがアメリカ東部を射程に入れると、アメリカは朝鮮に軍事介入しないと、金正日は思っている。地下要塞化を進め、先制攻撃にも生き残ろうとしている。二百基のノドンミサイルが配備されている。核弾頭が小型化されると、日本にとって悲劇的な結果をもたらす。」と語った。

小生はどう考えても、日本国も核武装しなければならないと思う。アメリカが絶対に日本を守ってくれるという保障はない。そんな他人任せの国防であって良いはずがない。しかし、中川氏や麻生氏が「議論したい」と言っただけで、すさまじい拒否反応が起こるのだから、わが國の核武装の至難である。しかし、このままでは日本は益々北朝鮮と共産支那とロシアに脅かされ続ける国となるであろう。

アメリカ国防総省は、特殊部隊による北朝鮮の核施設攻撃計画を立てているという。日本もそれに全面的に協力すべきである。攻撃こそ最高の防御である。テロ国家・非人道国家・専制国家をたたきつぶすのに何の遠慮もいらないのである。

夜は資料整理。

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2006年11月 4日 (土)

千駄木庵日乗十一月三日

午後は、資料整理。

夕刻、父のお見舞い。

夜は、原稿執筆。

                〇

中川昭一氏や麻生太郎氏が、「日本も核の有無を議論していいのではないか」と述べたことに対して、野党やマスコミのみならず、与党からも非難の声があがっている。野党は、麻生氏の罷免要求まで出そうとしている。こうした動きに河野洋平衆院議長や亀井静香氏も同調している。

冷静に国際情勢を眺めた場合、日本が独自の核抑止力を持つのは当然である。わが国が唯一の被爆国だからこそ、二度と再び核攻撃の惨禍を受けることのないようにすべきである。広島・長崎が核攻撃を受けたのは、日本に核抑止力がなかったからである。

アメリカの核の傘の下にいれば安心というわけには行かなくなりつつある。アメリカが将来にわたってずっと日本を守ってくれるという保障はない。また、外交だけで平和が守られるわけがない。「外交とは華麗に礼装した軍事である」という言葉を忘れてはならない。中川・麻生両氏の発言を封殺しようとしている人々こそ、日本の平和と安全を乱そうとしている勢力である。

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2006年11月 3日 (金)

千駄木庵日乗十一月二日

お昼、千駄木にて同志と懇談。

この方は、四十年来の同志です。父が病気ということを知り、わざわざ来てくれました。有難いことです。これから四十年後となりますとお互いに百歳近くになっているわけで、いくら高齢化社会とは言っても、二人ともこの世にいるかどうかは分かりません。それだけ長い付き合いであり、同じ道を歩んで来たのですから、よほどの縁と言わねばなりません。もう一人、四十年来の同志・先輩がいます。この方とも、途切れることなく、ご交友を頂いております。三人とも、生長の家で学生運動を経験しました。やはり若い頃同じ信仰を持っていたという絆は深いようです。

夕刻、父のお見舞い。

夜は、諸雑務。

                  〇

苛め問題で大変な騒ぎとなって今すが、苛めは、毎日、テレビがやっていることです。ある特定の人物を集団で取り囲み、マイクやカメラを突き付ける場面が年がら年中テレビで放送されます。あれを見た子供たちが自分たちも同じことをするのです。またテレビがあまりにこの問題を取り上げすぎるから、模倣する子供が出て拡大してしまうのです。ともかく、いまの日本を悪くしている元凶の一つがテレビであります。

小沢民主党が、沖縄県知事選挙で、社民・共産と一緒になって基地反対の候補を支援しています。本当に小沢という男は駄目です。このままでは民主党に将来はありません。そして自公連立が続いていきます。「民主党内の真正保守派は決起して小沢を追放せよ」と叫びたくなります。

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2006年11月 2日 (木)

千駄木庵日乗十一月一日

午前より、西日暮里駅に集合して、萬葉集を勉強している人々を諏訪台と谷中を案内する。

夕刻、父のお見舞い。

夜は、書状執筆及び資料整理など。

              〇

寺町と言われ東京の小京都とも言われる谷中には、お寺がたくさんあります。何故か日蓮宗のお寺が多いのですが、真言宗のお寺もあります。日本佛教の開祖と言われる人々の中で、弘法大師・空海は、全国にその足跡があります。空海が掘り当てたといわれる温泉などがたくさんあります。地名や温泉などの起源に弘法大師にまつわる伝説が多く伝えられています。書店の宗教コーナーに行っても、日本佛教の開祖についての書籍は空海に関する本が最も多いようです。それだけ、空海が日本人に親しまれているということでしょう。

創価学会をはじめ日蓮系教団は多くの信者を集めていますが、不思議なのは、日蓮に関する本が意外と少ないことです。日蓮にまつわる伝説とか地名縁起も空海に比べると少ないと思います。日蓮は、信じる人は多いのですが、近寄り難い人でもあるという事でしょう。

空海と日蓮、この二人は今日でも日本人の精神生活に大きな影響を与えていますが、この二人は、包容性と激情性という日本人の性格の相矛盾するような二つの面を体現していると思われます。しかし、二人とも、窮極的には同じ事を説いていると思います。即身成仏・宇宙即我という事だと思います。そしてそれは今即神代・神人合一(まつりの心)という日本傳統精神の仏教的現われであります。

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2006年11月 1日 (水)

千駄木庵日乗十月三十一日

午後は諸雑務。

夕刻は、父のお見舞い。

夜は、資料整理。

            〇

靖国神社に『昭和殉難者』をお祀りすることに反対する意見がある。田原総一朗氏は、『昭和殉難者』という呼称すら否定する。しかし、極東国際軍事裁判とは、講和発効以前に行なわれた軍事的報復であり、そこで処刑された人は、立派な戦死者である。ゆえに戦死者を祀る靖国神社に殉難者として合祀されるのは当然である。それと戦争責任とはまったく別問題である。

大東亜戦争の戦争責任は、日本国民自身によって歴史的・客観的にそして冷静に検証されるべきである。敵国によって「戦争犯罪人」とされた人々にすべての「責任」をおっかぶせれば良いというものでは断じてない。

未だに日本国内の多くの人々が敗戦による自虐的な思考から脱却していない事が最大の問題である。私は、『戦争責任』を有耶無耶にして良いと言っているのではない。また、日本政府及び軍のしたことがすべて正しかったと言っているのでもない。戦勝国による一方的な処断と報復を肯定し、いわゆる「A級戦犯」のみにすべての罪をかぶせることに反対しているのである。

また、米英はじめとした西欧列強による東亜侵略、旧ソ連の謀略によって、わが国が大陸に深入りし戦争への道に追い込まれて行った歴史を正しく見つめるべきである。

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