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2006年10月25日 (水)

千駄木庵日乗十月二十五日

午前は諸雑務。

午後は、入院治療中の父上を見舞う。

帰宅後は、明日の「萬葉會」における講義の準備。

萬葉集の歌を読むと本当に心洗われる思いがします。萬葉歌には、日本民族の中核精神が表白されています。殺伐とした現代日本に生きている人間にとって、古代の日本精神に回帰することは素晴らしいことです。萬葉時代も天下泰平だったわけではありません。大化改新・壬申の乱・白村江の戦いなど内憂外患があった時代であります。時代状況は現代とよく似ています。しかしながら、そうした時代であっても、否、そうした時代であったればこそ、神話時代から継承してきた日本民族の伝統精神が興起したのであります。現代日本の危機的状況を打開する精神的基盤確立の爲には「記紀萬葉」の世界への回帰が最も大切であると思います。古代から近世にかけての為政者は、殆ど和歌を詠むか漢詩を作りました。現代日本の政治家に、歌を詠み漢詩をつくる人は一体何人いるでしょうか。そのことを考えただけでもいかに現代日本が「歴史と伝統の國日本・真正日本」を忘却していることを証ししています。

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