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2006年10月31日 (火)

千駄木庵日乗十月三十日

午後は、諸雑務。

夕刻、入院中の父のお見舞い。

夜は資料整理。

              〇

今年も後二月となりましたが、私にとって今年の重大事は、やはり、父の病気であります。去年の九月頃から急に体力が衰え、医者通いをしていました。そしてとうとう今年八月、家の中で顛倒致し、救急車で病院に運ばれました。二週間ほど入院生活をしていたのですが、病院で与えられた薬を、退院後も処方箋ということでのみ続けましたが、今度は胃を痛め、胃潰瘍になってしまいました。

今度のことで、介護や医療についていろいろ体験をさせて頂きました。やはり多くの問題があると思います。これから老人が増えるわけですが、深刻さが増してくると思います。何しろ、患者本人及び家族は、介護とか治療という事に素人なのですから、医師と病院を信ずるしかないわけです。病院と医師がしっかりとした適切な診断と治療をしてくれれば良いのですが、そうでないと、悲劇を生むことも確かです。

父の苦しむ姿を見るとつくづくそう思います。もう少しで手遅れになるところでしたが、幸に今度の病院はしっかりとした治療をしてくれています。一日も早い回復を祈るばかりです。

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2006年10月30日 (月)

千駄木庵日乗十月二十九日

午後は、諸雑務。

夕刻、父のお見舞い。

夜は原稿執筆。

                   〇

昔、何かの問題で、赤尾敏先生が宮内庁に抗議に赴かれた時、お供をして行ったことがあります。皇居の門を入る時、門番をしていた皇宮警察の老警察官が、赤尾先生に敬礼をし直立不動で、「赤尾先生。私は先生を尊敬しております」と言いました。私は、それを見ていて涙が出るほど感激しました。

また、東京サミットが行なわれた時、自動車で皇居のそばを通ったら、若いお巡りさんに検問を受けました。わたしが「何処から来たのですか」と聞いたら、「茨城県警から参りました。皇居をお守りすることが出来て、こんなに嬉しいことはありません」と答えました。この時も、涙が出るほど感激しました。

愛国運動と警察とは敵対することがありますし、私も、警察批判をする事がありますが、警察にはこういう愛国の士もいるのです。

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2006年10月29日 (日)

千駄木庵日乗十月二十八日

午前十一時より、谷中の上聖寺にて執行された「憂国烈士之碑追善供養の儀」に参列。

この後、入院中の父を見舞う。

午後六時より、神田学士会館にて「憲法懇話会」開催。鈴木満氏が筧克彦氏の「国家観念概論」についてレポート。続いて高乗正臣平成国際大学教授が宮沢俊義氏の「憲法略説」についてレポート。

                    〇

「西洋成文憲法は権力に対する制限規範である。権力は放っておくと濫用されるので、為政者の手を縛る必要がある。イングランド最悪の王と言われるジョン王と諸侯との間で結ばれた『マグナ・カルタ』(大憲章)が西洋成文憲法の起源であり、『国王も法の下にある』という原則=「法は王権に優越する」という法治主義を確立した」とされる。

日本天皇の国家統治の本質は、権力・武力による国家・国民支配ではない。神聖なる権威による統治である。むしろ、天皇の神聖なる権威が権力者・為政者の権力濫用を抑制するのである。それがわが国の建国以来の國體であり歴史である。また、天皇の「仰せごと・みことのりが」わが國における最高の法である。天皇が成文法の下にあるなどという事は絶対にあり得ない。また、わが國の最高の成文憲法は、「天壌無窮の御神勅」である。

「現行占領憲法」は、その法思想・理念もアメリカの押し付けであるから、「マグナ・カルタ」を起源とする西洋成文憲法思想に貫かれている。日本天皇は、権力を濫用して国民を苦しめるジョン王などの西洋専制君主とは全くその本質を異にする。「現行憲法」は、わが國體とは相容れない。日本国と全く国の成り立ち・国柄・歴史が異なる西洋の憲法思想をわが國の憲法思想にしてはならない。

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2006年10月27日 (金)

千駄木庵日乗十月二十七日

午後は、資料整理。夕刻、父のお見舞い。

夜は、原稿執筆。

                〇

小誌「政治文化情報」十一月号掲載の「岸信介氏が『開戦の詔書』に副署したことは間違った行動ではなかった」と題する安倍総理及び菅直人氏批判の拙稿に対して、多くの方々から激励・同感のメールや電話やお手紙をいただきました。有難うございます。

ある大学教授からは「菅直人氏が安倍総理に祖父・岸元総理のことを持ち出して責任云々を質問したのは、まともな人間のすることではない。孫に対して祖父の責任を問うて何になるのか。こういうのをいじめと言う。教育上も良くない。孫と祖父とは政治的には勿論一般の犯罪についても関係ない。菅直人氏は即刻辞任すべきである。」「岡田元代表は東京裁判の結果は、国内法に優先すると言明した。国際法においては講和条約締結後は戦争裁判の効力は失効する。わが国に主権がなかった時に行なわれ裁判は無効になるのは当たり前。民主党の野田佳彦議員もそう主張している。このような基礎知識も持たない岡田氏に国会議員の資格はない」(要旨)と論じた論文を頂きました。

全くその通りであります。安倍総理の歴史問題に対する姿勢の動揺も困ったことですが、歴史問題における民主党幹部の主張は全く最低であります。こんな政党に政権を渡してはならないとつくづく思います。

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千駄木庵日乗十月二十六日

午後一時半より、豊島区立千早地域文化創造館にて、「萬葉會」開催。柿本人麻呂の「近江の荒れた都を過ぎし時」の歌を講義。

この後、入院中の父を見舞う。

夜は書状執筆など。

深夜一時頃、停電が起りまして、パソコンが使えなくなり、「日乗」の執筆が出来なくなりました。蝋燭を三本灯しました。そして部屋の中を移動するときは懐中電灯を使いました。暗い部屋に蝋燭を灯しますと、何となく神秘的な雰囲気となります。しばらく冥想にふけり、就寝しました。小生の住むマンションだけの停電であり、午前三時頃復旧しました。

電気が止まるという事は、部屋の灯りは勿論、テレビ・、パソコンなど゙一切の電気を使った「文明の利器」が使えなりなります。現代文明の恩恵を受けた生活ができなくなると言っても過言ではありません。たった二時間でしたが、文明というものの有難さと共に、それにとっぷりとひたった現代の人間生活特に都市に生きる人間の生活が、如何に危なくもろいものであるかを実感しました。

しかし、深夜蝋燭の明りの中で、一杯やりながら、新国劇の台詞を言ったり、ナツメロを口ずさんだのは良い経験でした。

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2006年10月25日 (水)

千駄木庵日乗十月二十五日

午前は諸雑務。

午後は、入院治療中の父上を見舞う。

帰宅後は、明日の「萬葉會」における講義の準備。

萬葉集の歌を読むと本当に心洗われる思いがします。萬葉歌には、日本民族の中核精神が表白されています。殺伐とした現代日本に生きている人間にとって、古代の日本精神に回帰することは素晴らしいことです。萬葉時代も天下泰平だったわけではありません。大化改新・壬申の乱・白村江の戦いなど内憂外患があった時代であります。時代状況は現代とよく似ています。しかしながら、そうした時代であっても、否、そうした時代であったればこそ、神話時代から継承してきた日本民族の伝統精神が興起したのであります。現代日本の危機的状況を打開する精神的基盤確立の爲には「記紀萬葉」の世界への回帰が最も大切であると思います。古代から近世にかけての為政者は、殆ど和歌を詠むか漢詩を作りました。現代日本の政治家に、歌を詠み漢詩をつくる人は一体何人いるでしょうか。そのことを考えただけでもいかに現代日本が「歴史と伝統の國日本・真正日本」を忘却していることを証ししています。

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千駄木庵日乗十月二十四日

介護施設に赴き父のお見舞い。

午後三時より、衆院第二議員會館にて、「時局戦略懇話会」開催。当面する諸問題につき討議。

夕刻、父の容態が急変致し、救急車で病院に入院致しましたので、付き添いました。

父君が重き病に苦しめる秋の夜長に降りしきる雨

病院の廊下に坐しつつひたすらに父の快癒を祈りに祈る

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2006年10月24日 (火)

千駄木庵日乗十月二十三日

お昼は新橋にて、同志と懇談・討議。

午後は、父がお世話になっている介護施設に赴き父のお世話。

午後七時より、「一水会フォーラム」開催。宮崎学氏(作家) が「突破者が安倍政権を語る」と題して講演、「二つの補欠選挙は自民党の大勝ではない。自民と民主の票差は縮まった。公明党が決定的な力を持った。大阪では延べ百万人の学会員が動員され、神奈川では一日五千人が動員された。安倍の中韓訪問の橋渡しは池田大作によって手形の裏書がなされた。来月の沖縄県知事選は北朝鮮カードが意外に効かない。来年の参院選まで安倍は何もやらない。保守派・民族派が安倍に異常な期待をかけると肩透かしを食う。北朝鮮が本格的に戦争を始めても、負けるのは北朝鮮。日本との国力の差は圧倒的。ただしテロは別。靖国神社に祭られている人の殆どはアメリカによって殺された。反米ではない民族派はあり得ないのではないか。安倍内閣は中身があやふやな内閣になる。メディアが反権力だったことはない。お上の喜ぶことを書く。その時の風潮の奴隷。戦前戦中は軍国主義を煽り、戦後は平和と民主主義を煽った。」と語った。もっと興味のあることが語られたのですが、ここには書き切れません。「政治文化情報」で報告します。

安倍総理の祖父である岸信介氏と創価学会の関係は深かった。なぜか二代会長の戸田城聖氏と岸氏は親しかった。大石寺に大講堂という学会寄進の大きな建物が建てられた時、広布(創価学会の國教になること)の予行演習という行事が行われた。その時、総理大臣だった岸氏も参列する予定であったが中止となり、安倍晋太郎氏が代理出席した。岸氏と総理の座を争った石橋湛山氏が身延派日蓮宗の大僧正だったことが創価学会が岸氏に近づいた原因の一つであろう。また、戸田氏は、反共であったことは確かだし、天皇・皇室を敬っていたことも確かである。池田時代になって尊皇・反共色が薄まった。そして野党の立場を維持していた。しかし、ずっと自民党を牛耳ってきた田中派とは蜜月関係にあった。創価学会は何としても権力の中にいたいのである。だから最近は、安倍派と蜜月関係にある。安倍自民党も学会の票が必要である。両者の利害が一致しているということである。こんなことで良いはずがない。

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2006年10月23日 (月)

千駄木庵日乗十月二十二日

午前中より「政治文化情報」発送作業。午後、発送完了。都内の購読者の皆様には明日お届けできると思います。

夕刻、父を介護施設に送って行く。数日間リハビリなどをしていただく予定。弱り行く父を見ていますと、本当に悲しくなります。あまり親孝行が出来なかったことが悔やまれます。もっともっと旅行などに一緒に行きたかったのですが…。今となっては十年ほど前に父のふるさとである徳島へ行ったのが楽しい思い出です。少しでも元気になり少しでも長生き思てもらいたいというのが念願であります。

                 〇

靖国神社の遊就館の展示内容について批判が出ていますが、問題の根本は、わが國には、何処の國もある国立の『近代史博物館』『軍事史博物館』が存在しないことであります。上野公園には、国立・公立の博物館や美術館や科学博物館はありますが、近代歴史博物館・軍事史博物館はありません。

私が実際に訪問したところでは、共産支那・韓国・台湾はもちろん香港にまでありました。イギリス・アメリカは当然存在します。展示は、その国々の歴史・戦争を誇りある歴史としています。決して自虐的な展示ではありません。そして、青少年・学生生徒がそこを見学し、近代史・軍事史を学び、愛国心を醸成しています。

靖国神社の遊就館は、その役割を果たしているのです。そもそも、自国の歴史の展示は、自国の暗黒面をことさら強調する内容にすべきではありません。遊就館をより充実させ、国立の近代歴史博物館・軍事史博物館を建設すべきであります。

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2006年10月22日 (日)

千駄木庵日乗十月二十一日

終日在宅して、「政治文化情報」発送準備及び書状作成等。

              〇

昭和殉難者の靖国神社合祀に関して、「わが国は『サンフランシスコ講和条約』で東京国際軍事裁判を受け入れたのだから、A級戦犯が祀られている靖国神社に総理大臣が参拝すべきではない」という意見があります。後藤田正晴や加藤紘一や筑紫哲也などがこうしたことを述べています。しかし、「サ条約」でわが國が受諾したのは、「判決」であって「裁判」そのものではありません。「サ条約」の英文「judgment」と書かれています。これは「裁判」ではなく「判決」という意味であります。「サ条約第十一条」は、日本政府が刑の執行を停止することを否定した条文なのであります。わが国政府も国民も、「極東国際軍事裁判」そのものを受けいれたのでは絶対にありません。「極東国際軍事裁判」が国際法上違法なものなのですから、その「裁判」そのものは無効であります。「極東国際軍事裁判」は勝者による敗者に対する復讐に過ぎなかったのです。このようなものを根拠にして靖国神社について論ずること自体全く間違っていると思います。そういう人たちは余程祖国に対する誇りを喪失した人々であり、『法の正義』を忘却したと思います。マスコミ界や政界・官界にこういう人が多くいることが祖国を危くしているのです。

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2006年10月21日 (土)

千駄木庵日乗十月二十日

終日在宅して父のお世話及び「政治文化情報」発送準備など。

                   〇

「戦後教育」は、「平和」「人権尊重」「生命尊重」「個の尊重」を最高の価値として推しいただいてきた。「国を愛する心」とか「国を守るために戦う」という思想を忌避し否定して来た。「利害関係を超えた真の信頼関係」「自己放棄の尊さ」という道義心が失われた。これが今日の道義頽廃・教育荒廃の根本原因である。「生命の尊重」が最高の価値とされ、「平和・人権・個」の尊重が謳歌されている今日の日本において、戦前どころか有史以来見られなかった凶悪にして残忍な犯罪、殺人事件が多発している。「戦後教育」なるものを徹底的に払拭しなければ、道義の頽廃を是正することはできない。「教育基本法」という法律を改正すれば万事が解決するとは思わないが、改正しないよりはましである。伝統を尊重し、国を愛する心、皇室に対する尊敬する心、親を敬う心は、わが國の伝統的な倫理精神である。それを養うことがなにより大切である。

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2006年10月20日 (金)

千駄木庵日乗十月十九日

午後十二時より、永田町の参院議員會館にて、『新政策提言セミナー』(日本経済再生政策提言フォーラム主催)開催。

登壇者の主な発言は次の通り。

西村眞悟氏「今必要なのは軍備増強と教育正常化。総需要を喚起する爲には庶民の金を豊かにすること」

加瀬英明氏「世界で最も危険な地域は東アジア。日本の安全保障の環境はこれから良くなる可能性は全く無い。安倍訪中・訪韓は適切だったが、中国がアジアの覇権を求めて軍拡を続けてゐることに変りはない。日本の軍備を列国並にしなければならない」

丹羽春喜氏「日本は世界一効率の高い市場経済。市場経済に任せておけばいい。ケインズ的政策で高度成長させるべし。財源は國の貨幣発行特権を利用し発動する」

桜井新氏「地球が壊れ出しているのにこれ以上豊かさを求めるのはどうかしている。お金は働く契約書以上でも以下でもない。やる気と誇りさえあれば日本は生きて行ける」

このほか、島村宜伸・大前繁雄・林潤の各氏が挨拶した。

終了後、衆院議員會館に、ある議員を訪問懇談。

夜は書状執筆など。

                〇

経済のことは全く素人ですが、貨幣をどんどん発行して需要を喚起すれば景気が良くなるのでしょうか。国防・教育・自然保護・社会保障などにそういう貨幣を使うことはいいことだと思います。しかしそううまく行くでしようか。私には分かりません。ただし、当たり前のことですが、国民すべてが経済的に困窮しないようになるのは良いことであります。私は桜井氏の意見に共感を覚えます。国家も人間もやる気と誇りをなくしたら駄目だと思います。そういう意味では正しい愛国心の興起が今こそ必要であると思います。

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2006年10月19日 (木)

千駄木庵日乗十月十八日

午後一時半より、ある会合にてスピーチ。安倍総理の『宣戦の大詔』に対する姿勢について話しました。

午後六時半より、豊島区駒込の駒込地域文化創造館にて、『万葉古代史研究会』開催。萬葉集巻十二の作者未詳歌について講義。

帰宅後は、「政治文化情報」発送準備。

              〇

歴史問題で、共産支那が我国に対していろいろと非難を繰り返している。歴史の捏造・改竄・隠蔽は、共産支那こそ本家本元である。国共内戦・大躍進政策・文化大革命において、何千万否一億以上という支那人が殺され、死地に追いやられた歴史をまったく隠蔽しているのが共産支那なのである。共産支那がいかに歴史を改竄し隠蔽するかは、毛沢東の葬式が行われた直後の報道写真では、四人組の姿がチャンと写っていたのに、粛清された後には、その写真から四人組の姿が消されてしまった事實が端的に示している。毛沢東が起こした内戦や専制政治によって殺されたシナ人の数は、満州事変や支那事変で死んだシナ人の数よりも比較にならならい位多い。共産支那はそういう歴史を隠蔽するために、日本を悪者に仕立て上げているのだ。そして、日本が日中国交樹立後の日本による莫大な経済協力を隠蔽してゐるのだ。

共産支那のこうした体質が是正されないかぎり、わが国との真の友好関係は成立しないと思う。

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2006年10月18日 (水)

千駄木庵日乗十月十六日

午後、北の丸公園の国立公文書館で開催中の『明治宰相列伝』を参観。明治期に在任した内閣総理大臣七名(伊藤博文・黒田清隆・山県有朋・松方正義・大隈重信・桂太郎・西園寺公望)に関する所蔵資料が展示されていた。大隈重信以外はみな欧米に留学するか視察しています。これらの人々は大体同世代であり、戊辰戦争で活躍しています。また二人の人がテロに遭っています。しかし期待していたほどの展示会ではありませんでした。

宰相とは、「天子を補佐して政治を行った最高位の官。内閣総理大臣の美称」という意です。宰相は、本当は風格と威厳がある大政治家であらねばならないと思います。最近の内閣総理大臣は、果たして宰相と言えるかどうか疑問です。佐藤栄作氏あたりまでは宰相と呼ぶにふさわしい人がいたと思いますが、何と言っても「総理大臣」の「地位」を汚したのは、目白の闇将軍でありましょう。自分の愛人を派閥の金庫番にしていただけでも、とても宰相の器ではなかったと思います。その娘がチャラチャラと国会で騒いでいる姿も不愉快です。

その目白の闇将軍の番頭をやり、内閣副総理までつとめた後藤田正晴は、『国務大臣という名称はおかしい。一体誰の臣下ですか』などと言いました。彼は日本が立憲君主国であることを否定したのです。こういう人物を逆臣と言うのであります。

どうも書く事が過激になりますが、実感ですから止むを得ません。

帰宅後は、明日の萬葉集講義の準備。明日は駒込地域創造館というところで午後六時より、「萬葉古代史研究會」があります。

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2006年10月17日 (火)

千駄木庵日乗十月十六日

午前から父のお世話。

午後三時半より、九段會館にて、「山紫会例会」開催。板垣正会長が挨拶し「安倍氏の答弁を聞いて耳を疑った。戦後体制を清算し、民族の名誉と誇りを回復すると思っていたが、期待を裏切られた。」と語った。

つづいて稲田朋美衆院議員が講演し、「一地方裁判所の裁判官が『総理の靖国参拝は違憲だ』どと判断するのは、晴らすことのできない濡れ衣を着せるようなもの。傲慢な判決。『靖国神社は軍国主義に加担し国民を犬死にさせた』という原告の準備書面に一言も反論しない國側の代理人に悲しい思いがした。真の改革とは伝統を守りながら創造をすること。国の爲に命を捧げた英霊が祭られているところに総理大臣が堂々と参拝することが国家安全保障の基本。安倍先生のお蔭で政治家になった。しかし安倍先生は『戦後からの脱却』と言っていたのに、所信表明演説ではその言葉は出なかった。国会答弁は零点。従軍慰安婦の『河野談話』を引き継ぐと言ったのは一体どうしたことか。河野は売国奴だと誰もが思っている。『人民日報』は『安倍は過去を悔い改めて訪中した』と報道した。中国は国益に合致することが正義。国益の為に嘘をつくのが正義。日本の外務省は相手国におもねるのが外交と思っている。歴史について自分の言葉で語ることのできる政治家でなければならない。」と語った。

一昨日は、民主党議員による痛烈な小沢批判の話を聞き、今日は自民党議員による安倍・河野批判の話を聞きました。真正保守陣営の人々の安倍総理の国会答弁に対する失望と批判は大きいようです。期待が大きかっただけに実に困ったことです。本心ではないと思うのですが、そうであれば尚更、本心をかくして国家を危くするようなことをおかしなことを言うのは許せないという事になります。

次号の「政治文化情報」では、安倍総理が「『開戦の大詔』に岸信介氏が副署したことはまちがった行為であった」と述べたことに対する批判を詳しく書きました。

夜は、書状執筆など。

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2006年10月16日 (月)

千駄木庵日乗十月十五日

終日在宅して書状執筆と諸雑務。

              〇

南野知恵子元法相は、法相時代、野党からはずん分いじめられましたが、なかなか好感の持てるご婦人だったと思います。南野さんは助産婦さんでした。人の命の誕生を助ける大切なお仕事をされていた方です。その方が有体に言って人の命を断つ命令である「死刑命令書」にハンコを押さなければならない法務大臣になつたというのは何とも皮肉な話です。

私は死刑廃止論者ではありませんが、いくら役目とはいえ、人の死を命令する仕事というのはやはり誰もやりたくないと思います。死刑が確定し、以前も書きましたが、冤罪の恐れも全くなく、再審請求もない場合は、ある一定期間になれば誰が命令しなくとも、執行できるというシステムにすべきと思いますが如何でしょうか。そんなシステムにしても実際に死刑を執行する刑務所の職員はどうなると言われそうです。あまりに感傷的な意見でしょうか。

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2006年10月15日 (日)

千駄木庵日乗十月十四日

午前は父上のお世話。

午後は「政治文化情報」来月号の原稿執筆。完成、印刷所へ送付。

午後六時より。春日の文京区民センターにて、『日台時局問題講演会』開催。大江康弘民主党参院議員が「台湾はなぜ日本の生命線なのか」と題して講演。

「台湾問題を語るのは日本の政治家の生命線。安倍訪中・訪韓でわが党の外交戦略は崩れた。小沢さんはアメリカからの訪米要請を待っていたが、来なかった。民主党はアメリカから相手にされていない。憲法改正はしない、教基法改正はしない、と言っている小沢は以前の社会党より悪い。王毅が小沢に訪中を要請したので、ダボハゼのように食いついて鳩山と一緒に訪中した。台湾の政治がギクシャクしている原因は、総統は直接選挙なのに、役人が変らないから。政策決定がやりにくい。小泉氏の靖国神社参拝で、国民を覚醒してくれた事に感謝している。戦後日本は、大衆民主政治から衆愚政治になった。政治家は民衆に迎合しなければ選挙で当選しない。施明徳が双十節をつぶそうというデモをしたら、激励に行ったのが馬英九。大陸の意図が見え隠れしている。デモで政権が打倒されたら、台湾は開発途上国以下になる。民進党は若い政党。わが國の民主党と似ている。普通はピンチをチャンスに変えるが、民主党は永田メール事件のようにチャンスをピンチに変える。民主党が政権を取ったら、一週間で日本は終り。国家基本政策がバラバラ。日本のシーレーンの防人として頑張ってくれているのが台湾。日米には日米安保、米台には台湾関係法はあるが、日台には何も無い。社会保険庁が百二十二億円かけて作った那智勝浦の保養施設が、一億六千万円で江沢民のブレーンに売却された。和歌山には二階俊博という媚中政治家がいる。媚中政治家・財界人が中国に代って国内で反日発言・媚註発言をする。」と語った。

大江氏は、玉置和郎氏の秘書をした後、長く和歌山県会議員を勤め、県知事選に立った後、参院議員となった。「康弘」という名は中曽根氏から貰ったという。本来保守政治家であり自民党に所属するのが当然なのだが、色々な事情で民主党議員になっているらしい。これほど痛烈な民主党批判・小沢批判をする民主党議員はいないだろう。民主党にいた頃の西村眞悟氏もこれほどの批判はしなかった。大江氏には今日はじめてお会いしたが、なかなか痛快な政治家である。政治家として益々活躍されることを期待したい。民主党には、長島昭久衆院議員・土屋たかゆき都議そして大江氏のように自民党の媚中政治家よりもずっとまともな国家観を持った政治家がいる。大江氏の話を聞く機会をつくってくれた主催者の柚原・永山両氏に感謝する。

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2006年10月14日 (土)

千駄木庵日乗十月十三日

午前中より、原稿執筆。

午後三時より、平河町にて、「真正保守の會常任幹事会」開催。小田村四郎会長を中心に討議。

午後六時より、九段會館にて、「司法の歪みを糾す決起集会」開催。主催者側として参加したため、メモがとれませんでした。

                 〇

少し古い話になりますが、かつて小泉首相が「自衛隊が派遣されたところが非戦闘地域だ」と言った事があります。私は迷言にあらず、名言であると思います。わが國の軍は皇軍といはれ、兵士は神兵といわれました。わが皇軍が行くところ神の御稜威によって戦闘がおさまり平和となるというのが本来の姿であります。神武建国史をみても明らかな如く、刃に血塗らずして、天下を平定するのがわが皇軍であります。小泉氏はこういうことを意識して言ったのではないでしょうが、真の世界平和の達成は、まさに、全てを神と拝ろがむ日本伝統精神がその原基となるのであります。「愛国行進曲」に「四海の人を導きて正しき平和打ち立てん」と歌われているとおりであります。

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2006年10月13日 (金)

千駄木庵日乗十月十二日

終日在宅して「政治文化情報」来月号の原稿執筆など。

               〇

安倍晋三総理の歴史問題などに対する姿勢が期待に反するものであることに失望しています。安倍氏は姿勢の変化に対する批判に対して「批判は甘んじて受ける」と言っています。真正保守派には安倍氏以上に期待できる人はいなかったので、今更、彼を批判できないという心理状況もあるのかもしれません。

安倍氏はそういうことを熟知していて、姿勢転換をしたとしたら、彼は相当な政治家だと思います。もしも福田康夫氏が総理になっていて、安倍氏と同じような発言をしたら、大変な批判がまき起っていたのではないでしょうか。安倍氏だから許されるという事ではありません。

内閣総理大臣に真正保守派や民族派と全く同じ姿勢になることを求めるのは無理な相談かも知れません。しかし、大東亜戦争開戦の詔勅に岸信介氏が副署したのは間違った行動だったという発言は、あまりにひどいと思います。

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2006年10月12日 (木)

千駄木庵日乗十月十一日

午後は、上野公園の国立科学博物館にて開催中の「森羅万象の探求者・南方熊楠展」参観。玉川尚平氏と共なり。

南方熊楠は、民俗學のわが國における先駆者であり、隠花植物の研究者である。十数年に及ぶ米英における研究生活を経験し、帰国後、紀の国熊野において自然史研究を行いました。特に、明治末期に政府によって行なわれた神社統合・合祀政策により、鎮守の森が失われることに憤り反対運動を展開しました。昭和天皇に南紀行幸の折には、ご進講申し上げました。

日本が、文明開化・殖産興業の合言葉のもと近代化の道を歩み続けた時代に、自然の命を大切にする日本人の本来の生き方を護り続けようとした南方熊楠の一生は大切だと思います。同じ国立科学博物館で、エジプトのミイラ展が開かれていましたが、南方熊楠の研究した苔や菌類は湿度の高いところで発生します。ミイラは乾いたところでないと保存できません。乾極の中東と湿極の日本との取り合わせが面白いと思いました。

今日は大変勉強になりました。御案内いただいた玉川氏に感謝します。玉川氏は、「国歌君が代に『苔のむすまで』と歌われているように、日本は、苔を大切なものとしてきた」と話してくれたのが印象に残りました。ここでは詳しく書けませんが、『古事記』神代の巻冒頭にも黴が出てきます。

午後六時より、『九段下沙龍』開催。当面する運動課題について討議。

帰宅後は原稿執筆。

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2006年10月11日 (水)

千駄木庵日乗十月十日

午前中は、父の看病。

午後二時より、永田町の衆議院第二議員会館にて開かれた「百人斬り訴訟を支援する第四回実行委員会」に出席。阿羅健一氏・相澤宏明氏・稲田朋美衆院議員・名越二荒之助氏などが挨拶。討議。

終了後、ある衆院議員事務所訪問。懇談。

                  〇

「北朝鮮は韓国に対して核攻撃を加えない」と思っている韓国国民がいるようですが、それは間違っていると思います。自国民が何百萬人も餓死しても平気な独裁者が金正日なのです。そして自分や息子たちなど一族は贅沢三昧の暮らしをしているのです。アウンサン廟爆破・大韓航空機爆破そして何より、あの朝鮮戦争という歴史を見れば、北朝鮮=金正日王朝の本質は同胞でも何でも殺し尽くす無法なテロ国家であります。北朝鮮は悪質なヤクザ・暴力団の一族が国家権力を握っていると言って過言ではありません。対韓国核攻撃の可能性は十分にあります。金大中は、この期に及んでも、「アメリカと北朝鮮の対話を実現させるようにすべきだ」などと言っています。やはり金大中は、北朝鮮の手先なのかと思いたくなります。金大中と盧武鉉の対北宥和政策が全く誤りであり失敗であった事が証明されました。

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2006年10月10日 (火)

千駄木庵日乗十月九日

午後一時半より、赤坂の乃木神社にて、三潴修学院主催『皇學祭・講演會』開催。島本昌彦氏が司会。祭事執行。田中舘貢橘氏が挨拶。そして、小生が「天皇の大御心と尊皇精神」と題して講演をさせて頂きました。「大東亜戦争開戦の詔勅」を否定してはならないということと「皇室典範改正」を権力機構で行ってはならないということを強く訴えました。多くの方々が参加し、盛会でした。

この後、ハートイン乃木坂にて直会が催されました。   

                   〇

北朝鮮が地下核実験を行ったと発表しました。安倍総理がシナと韓国を訪問中に行ったのは、シナと韓国の二つの国に対するあてつけであり、日本への嫌がらせという側面が大きいと思います。このような国に対して、経済制裁をしてもあまり効き目はないと思います。しかしわが国はその程度のことしか出来ないのです。何故なら、わが国は占領憲法をいまだに破棄せず、非核三原則とか専守防衛とかを「国策」としているからです。わが国が北朝鮮に対して軍事的制裁や防衛作戦を展開することは出来ない建前となっております。

しかし、実際にわが国が北からの核攻撃を危機にさらされるようになったのですから、そんな退嬰的にしてのんきな事を言っている状況ではなくなったのです。「臭いトイレは元から断たなきゃ駄目」というコマーシャルの文句がありましたが、北からの核攻撃の脅威はまさに「元から断たなきゃ駄目」なのであります。

わが國の習志野空挺部隊や特殊部隊がアメリカ軍と共同作戦を行い、ピョンヤンに進攻し、金正日一族を逮捕し、独裁体制を崩壊せしめるという方法があります。それは北朝鮮民衆のためでもあり、彼等も喜ぶでしょう。そのくらいのことをしなければ北の脅威を完全に除去することはできません。

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2006年10月 9日 (月)

千駄木庵日乗十月八日

終日在宅して明日の講演の準備。

明日は三潴修学院主催の「皇學祭」で講演させて頂きます。詳しくは本ホームページの活動予定欄をご覧下さい。

三潴修学院は、憲法学者の故三潴信吾先生が設立された研究団体です。三潴信吾先生は、戦後の憲法学者の中で、日本の伝統精神に立脚した憲法論を展開した最高峰の方と言っても過言ではありません。また国学者・神道学者・哲学者でもあられました。わが國の神道思想や伝統的法思想を継承されていたことは勿論ですが、欧米の法哲学にも通暁され、実に深みのある学説を展開されました。先生の御著書『日本憲法要論』は、読めば読むほど学ぶべきところが多く、小生の座右の書であります。

私は、三潴先生を囲む勉強会でありました『薫風会』に参加させて頂いて以来、晩年の十年間ほど色々ご指導を頂きました。『憲法懇話会』という勉強会には、憲法の素人である小生にも参加の機会を与えていただき、いろいろ学ばせて頂きました。『憲法懇話会』は先生がお亡くなりになった現在も続いております。

明日は『天皇の大御心と尊皇精神』と題して話させて頂きます。お時間がある方はどうかご参加下さい。はなはだ僭越でございますが、皇室典範改正問題・歴史問題・靖国神社問題などの根底にある臣下国民の尊皇精神について話させていただきたく存じます。

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2006年10月 8日 (日)

千駄木庵日乗十月七日

午前は父の世話など。

午後二時より、内幸町の日本プレスセンターにて、『アジア問題懇話会』開催。平松茂雄氏(軍事研究者)が「中国の国家戦略と日本」と題して講演。

「中国は軍事大国、日本は経済大国という国家目標を達成した。しかし日本は大国ではなくアメリカの属国に等しい立場。中国は核兵器を持つことによりアメリカと渡り合える大国になった。中国の国家目標は、阿片戦争によって崩壊した中国を建て直し、中華帝国を再興する事。その為に一番大事なのが軍事力。日本は昭和二十九年の保安隊設立の時、自主防衛宣言すれば良かった。日本は中国を『遅れた国・金の無い国』と馬鹿にする意識が未だ残っているがこれを捨てなければならない。バシー海峡は日本の生命線。中国に台湾を押さえられたら東アジア全体を押さえられてしまう。ブッシュが『台独を認めない』と言ったのは致命的失敗。アメリカの後ろ楯が無ければ台湾は大陸に擦り寄らざるを得ない。日本は今からでも遅くないから台湾を国家として承認すべし。そうすれば状況は変る。日本は核武装すべし。そうしなければ日本は中国の属国になる。中国の属国になるよりは、アメリカの属国の方が良い。」と語ったのが印象に残った。

日本核武装論は私も賛成です。しかし在日台湾人の出席者が私に「日本の核武装はアメリカが絶対に許さない。アメリカは、日本を怖がっている。だから日本から米軍基地を撤収しないのだ」と語りました。アメリカは、日本の自主防衛体制確立は望んでいない可能性は十分にあります。日本が何時までもアメリカの軍事的庇護のもとにある方がアメリカは安心なのかもしれません。

それはともかく、共産支那と北朝鮮の軍事的脅威は切迫したものになっています。わが国がわが国自身で国を護れない以上、アメリカとの軍事同盟は大切です。

夜は、明後日に乃木神社に於いて行われる「皇學祭」における講演の準備。

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2006年10月 7日 (土)

千駄木庵日乗十月六日

終日在宅して資料整理など。

             〇

予算委員会で今日も、民主党をはじめとした野党による歴史問題を材料にした安倍総理追及が行われた。語り尽くされ、言い尽くされたことを蒸し返して、安倍氏を窮地に追い込もうとする野党の姿勢は全く許し難い。とりわけ岡田克也という男は、昭和殉難者をよほど犯罪者に仕立て上げたいらしい。ここであらためて言うまでもないが「A級戦犯」「戦争犯罪人」とは国際法を無視した無法な報復劇である「極東国際軍事裁判」における呼称である。岡田克也は、「戦争責任」と「戦争犯罪」を混同している。全く無知蒙昧の輩と言う他はない。この事に関する総理の答弁は正しかった。

韓国・共産支那訪問直前の安倍総理を、わが国と両国との間で外交問題になっている事柄で責め立てるのは、まさに利敵行為である。また、政府攻撃のためなら手段を選ばない民主党・共産党のやり方に怒りをおぼえる。

国民新党の亀井氏が、「教育基本法改正で、公明党は創価学会の意向を受けて『国を愛する心』を『態度』に変えるように主張したのではないか」と言ったら、ふだん温厚な冬柴氏が妙に興奮して、大声で「撤回しろ」と息巻いた。最大の支持団体の意向を汲むのは政党として当然なのに、何であんなに怒ったのか。創価学会政治部と思われるのが余程いやなのか、それともあのように反論しないと学会から怒られるのか、どちらかであろう。

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2006年10月 6日 (金)

千駄木庵日乗十月五日

終日在宅して資料整理。

                〇

安倍氏はもしかすると総理に就任したら今までの姿勢を変えてしまうのではないかと心配していたことが愈々現実となりました。安倍新総理は、昨日と一昨日、野党質問に答えて、いわゆる「従軍慰安婦」問題についての『河野談話』を受け継ぐ、終戦五十年の『村山談話』の精神を引き継ぐと答弁しまた。

そして今日は、安倍総理は菅直人氏の質問というよりも追及に屈した形で、祖父である岸信介氏が商工大臣として『大東亜戦争開戦の詔書』に副署したのは「当然、その時の判断は間違っていた」と明言しました。

これは他の歴史問題とは比べ物にならないくらい重大です。岸信介氏は、昭和天皇の大御心に随順して、「詔書」に副署したのです。それを「間違っていた」とするのは、昭和天皇の「大詔煥発」が間違っていたと主張したのと同じであります。大東亜戦争の開戦は、どう考えても、侵略戦争の開始ではありません。その目的においても実際の戦争においてもそして結果においても、自存自衛の戦いであり、東亜解放の戦いでありました。それは真正保守派のみならず、多くの歴史家・評論家が認めるところであります。

様々な歴史問題に対する見解で、野党や外国に妥協してしまったことも間違ったことですが、『大東亜戦争開戦の詔書』まで否定するような答弁を行ったのは何とも無念であります。これは、上御一人の大御心の否定であり、日本の光輝ある歴史の否定であります。

何ゆえ安倍総理はこのような答弁をしてしまったのか、理解に苦しみます。菅直人氏の策略にはまってしまったのでしょうか。昭和天皇の『詔書』を否定し、大東亜戦争の意義を否定する質問を行った菅直人氏も、全く間違っていると思います。

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2006年10月 5日 (木)

千駄木庵日乗十月四日

午後は資料整理など。

午後六時より、市ヶ谷の私学會館にて、『日韓文化協会特別セミナー』開催。倉田信靖会長が挨拶した後、江畑謙介氏が「北朝鮮の軍事情勢と日米同盟」と題して講演した。

「ピョンヤンの核実験については、合理的推測が出来ない。北朝鮮の合理的戦略・戦術が分からない。何を求め、どういう結果を生み出したいのか分からない。最後のカードを切ってしまうのはピョンヤンにとって損なこと。かなりの確率で北は核実験を行うだろう。北の通常戦力は脅威に非ず。陸海空軍とも朝鮮戦争時代のもの。特殊部隊の破壊活動は限定的。しかし、原発や石油基地で何かされたら我々はびびる。それが目的。心理的影響は大きい。正確な情報が必要。ミサイルを十発発射されたら、日本は防衛できない。二十一世紀における新しい脅威に対する日本の立場について国民的コンセンサスが必要。国民に不安を与えないためには、日米共同作戦・日米同盟強化以外に方法はない。それ以外の方法があったら示してほしい。」と語ったのが印象に残った。

                 〇

「何とかに刃物」という諺がある。いよいよそれが現実になりつつある。日本の安全を守る爲には、ミサイル防衛システムの強化も必要である。アメリカと軍事同盟強化も必要である。しかし、基本的には、わが國が核武装し核抑止力を持つことがもっとも効果的な防衛戦略であると思う。「わが国は唯一の被爆国だから核兵器廃絶に努力し絶対に核武装すべきではない」という意見がある。しかし、わが国が原爆を持ちアメリカに対する報復力を持っていれば、広島長崎に原爆は落されなかったのである。

社民・共産そして「反戦平和運動屋」たちは、米空母や原潜の日本寄港には反対しても、北朝鮮や共産支那の核の脅威には一切抗議しない。かれらは、日本が北や支那から核攻撃されることを望んでいるとしか思えない。

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2006年10月 4日 (水)

千駄木庵日乗十月三日

午前より、父の看病など。午後は、書状執筆。夕刻病院に赴き、父の事について医師と相談。夜は、諸雑務。

               〇 

国会の論戦で、野党側が歴史問題や靖国神社参拝について、安倍総理を責め立てている。鳩山由紀夫氏は、「戦争責任は誰にあるのか」などと質問した。私をしてい言わしむれば、まず以て鳩山氏は、自らの祖父鳩山一郎氏の「戦争責任」を明らかにすべきである。鳩山一郎氏は、軍部に追従して「統帥権干犯問題」を議会で取り上げ当時の政府を責め立てた。それが『軍人勅諭』に反して軍部が政治に関与する道を開いたのである。また、鳩山一郎氏は、「A級戦犯容疑」で逮捕された児玉誉士夫氏が大陸から持ち帰った莫大な資金の提供を受け鳩山自由党の結党資金にした。これらの事について鳩山由紀夫氏は如何に考えるのか。

共産党の志位委員長も、偉そうに歴史問題を取り上げ、遊就館に対する誹謗を行った。しかし、歴史の改竄・隠蔽は共産党の専売特許・お家芸である。宮本顕治のリンチ殺人事件・火焔ビン闘争・党員粛清・スパイ事件など多くの血塗られた日共の歴史を改竄し隠蔽している。日共に歴史問題を語る資格はない。

歴史問題は国会という権力闘争の場で論議すべき事柄ではない。大東亜戦争の責任問題は、冷静に客観的に学問的に論議すべき事柄である。これを権力闘争に利用すべきではない。まして外国からの干渉の尻馬に乗って歴史問題で政府を攻撃するなどという事は許されない。

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2006年10月 3日 (火)

千駄木庵日乗十月二日

午後二時より、永田町のキャピトル東急ホテルにて、『マスコミ総合研究所研究会』開催。關田伸雄産経新聞政治部長が「安倍新政権の課題と前途」と題して講演。

「中川秀直は昨年正月から安倍擁立で動き、福田康夫を下ろす方向で動いた。安倍は嫌いなマスコミとは話をしない。朝日・読売は外されたので、人事の予想が外れた。安倍は、森のような党幹部が選んだ総理でもないし、小泉のような国民世論が選んだ総理でもないので、世論と党の両睨みでやらねばならない。それが今回の人事。信賞必罰人事。二階国対委員長に振り回されて民主党はきりきり舞いさせられる。代表質問は野党の所信表明。小沢はそれができなかった。政治生命に関わる。民主党若手の不満が高まる。安倍と前原とが改憲の一点で協力すれば『美しい日本』が見えてくるかもしれない。折角旧内務官僚の左派系の官房副長官を切っておきながら、村山談話を踏襲するような答弁をしたのはどうしてなのか取材したい」と語ったのが印象に残った。

小生の「公明党の太田昭宏新代表が官邸に公明党議員を入れさせると言っているが、竹入・矢野攻撃の凄まじさを見ると、ああいう政党が権力の中枢に入るのは危険だと思うがどうか」との質問に対して、「当面、首相補佐官で公明党議員が入る事はないと思う。しかし将来内閣機能が強化されたら可能性はある。しかし、その頃まで自公連立が続いていればの話。」と答えた。

午後七時より、板橋区立グリーンホールにて、『高沢一基君を励ます会』開催。円より子参院議員・鈴木寛参院議員・西村眞悟衆院議員・土屋たかゆき都議会議員が激励の言葉を述べた。高沢氏は、国学院大出身の真正保守主義者であり、愛国者である。土屋たかゆき都議の秘書をつとめていたが来年の地方選挙で民主党公認として板橋区議選に挑戦する。民主党に自民党よりも右の人がいるし、自民党に民主党より左の人がいます。政界再編成が望まれます。

              〇

安倍晋三新総理が国会答弁で、終戦五十年の村山談話を容認する答弁を行った事を心配する人が多いようです。鷹だったのに巣立って空を飛んだら鳩になっていたというのでは困りす。しかし、もう少し長い目で見ていきたいと思います。安倍氏の本心は分かっているのですから、巣立ったばかりで百パーセントを期待しても無理なのではと思いますが如何でしょうか。

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2006年10月 2日 (月)

千駄木庵日乗十月一日

午前より、父の介護。午後は、諸雑務。

午後六時より、文京シビックホールにて、『台湾研究フォーラム』開催。永山英樹代表が挨拶した後、阮美妹台湾神学院栄誉講師が、『日本人と二二八事件』と題して講演した。阮美妹さんの父上・阮朝日氏は、日本統治時代の一九〇〇年生まれで、日本の福島高商を卒業し、「新生報」という台湾の代表的な新聞の経営者であったが、一九四七年の二二八事件の際、国民党政権によって逮捕惨殺された。

阮美妹さんが「私の父は、新聞社を経営していたので、終戦前台湾で新聞検閲の仕事をしていた後藤田正晴氏と仲が良かった。私は、二二八事件の後、私は国民党から『反乱を起こした国賊の子』と言われた。王育徳さんの本を読んで父が殺されたと分かった。李登輝政権になって一九八七年に戒厳令が解除され、父のことを調査してきた結果を出版することが出来た。二二八事件では一万五千人から二万人の台湾人が殺されたと思う。私は昭和三年生まれ。父母は、日本の東照宮で結婚式をあげた。私を日本人として育てた。そして、日本に留学させた。いま私は神学院では、日本精神を教えている」と語ったのが印象に残った。

二二八事件とは、蒋介石政権が台湾を軍事占領した直後の一九四七年二月二八日に、国民党政権の腐敗と圧政に反抗して起った台湾人による決起行動であります。蒋介石政権は、大陸から精鋭部隊を台湾に派遣し、残虐無比なる鎮圧を行いました。その時国民党軍兵士が叫んだ言葉が『台湾人不是中国人、殺、殺』であります。そして当時日本教育を受け近代思想を十分に認識していた台湾知識人多数が殺されたのです。この事件が、台湾独立運動の原点であります。

逆らうものは殺すという「中国人権力者」の体質は、國民党であろうと共産党であろうと全く同じであります。二度にわたる天安門事件やチベット独立弾圧と、二二八事件を見ればそれは明らかであります。今日も、中国共産党と国民党とが手を結び、台湾を支那に併呑とようとしているのであります。アジアにおける最大最悪の侵略国家・専制国家が共産支那であります。

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2006年10月 1日 (日)

千駄木庵日乗九月三十日

午前より諸雑務。

午後四時より、目黒の雅叙園で行われた先輩の古希のお祝いに出席。

夜は、書状執筆。

                 〇

安倍内閣は、今日の情況下では、最善の内閣として期待されます。安倍晋三氏の姿勢が、真正保守の立場に立っているからであります。出来得る限り支持しなければならないと思います。ただし、あまり期待し過ぎるのも如何かと思います。

安倍総理は、近いうちに支那と韓国を訪問し、首脳会談を実現させるとの事ですが、何故此方から支那へ行かなければならないのでしょうか。胡錦濤がわが国を訪問すべきではないでしょうか。第一、日本の政治家・外交官・経済人はあまりにも支那を訪問し過ぎるのではないでしょうか。近隣諸国との友好は大切ですが、それは対等の関係を保つ事が大前提です。

共産支那は、安倍総理に対して、「靖国神社を参拝しないと明言せよ」と言っています。何とも無礼な要求であります。安倍総理は、正々堂々と靖国神社に参拝し、共産支那の理不尽なる内政干渉を撥ね退けてもらいたいと思います。

何事も最初が肝心です。総理就任早々、こちらから支那に出かけて行くこと自体、相手から甘く見られてしまいます。小泉前総理は一回も支那へ行かなかったと思います。それでいいのです。相手が理不尽な要求をするかぎり、訪問すべきではありません。

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