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2006年7月 8日 (土)

千駄木庵日乗七月七日

午前は、お世話になっている方のお見舞い。

午後は、上野公園の東京藝術大学美術館にて開催中の『ルーヴル美術館展』参観。フランスのルーヴル美術館収蔵の中から古代ギリシア芸術の諸作品が日本に運ばれ展示されていた

「アルルのヴィーナス」「ボルゲーゼのアレス」「ギリシャ神話の神々の像」「ソクラテス・プラトン・アリストテレスなどの哲学者像」などを見る。

ヨーロッパ文明の源流は古代ギリシアにあるという。ギリシアに限らずヨーロッパ美術は、自然の景色よりも人物像が圧倒的に多い。そして人物の姿を美しく描いている。自然よりも人間を尊ぶというのがヨーロッパの精神なのであろうか。まことに不思議な気がする。わが國では彫刻も絵画も、自然以外を描いたものでも時代を遡るほど人物像は少なく仏像が圧倒的に多い。

人間が自然を支配するというのがヨーロッパの思想といわれる。日本の伝統精神は、人と自然は対立せず一体感を持っている。こうした違いが美術にも反映していると思う。

首が切り取られたり、顔の中心の鼻が削り取られている像が多かった。イスラム教やキリスト教という一神教の偶像崇拝否定の思想により、破壊されたのではないかと思う。こうした事もわが国では考えられないことである。

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