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2006年4月 9日 (日)

千駄木庵日乗四月八日

午後五時より、同志たちと靖国神社昇殿参拝。

その後、『九段下沙龍』開催。当面する諸問題について討議。

わが国は、外圧がきっかけとなって変革を成し遂げて来た。大化改新は唐新羅連合軍侵攻の危機があった時に行なわれた。蒙古襲来は建武中興へとつながった。明治維新は欧米列強の侵略の危機があった時に行なわれた。今日もまた外圧の危機に晒されている。今こそ、大変革を成し遂げなければならない。

蒙古襲来により日本国民はナショナリズムを燃え立たせ神国意識を益々強固ものとした。

「西の海寄せくる波も心せよ神の守れるやまと島根ぞ」(春日若宮社の神職・中臣祐春の歌。『異国のこと聞こえ侍るに神国たのもしくて』との詞書がある。日本国が神国であるとの信念を吐露した歌)

「勅として祈るしるしの神風に寄せ来る浪ぞかつくだけつる」(藤原定家の孫・藤原為氏が亀山上皇の勅使として蒙古撃退・敵国降伏を祈願するためにお参りした時の歌)

という歌が生まれた。

禅宗の僧侶・宏覚も蒙古襲来という国難の時期にあって六十三日間蒙古撃退の祈願を行いその祈願文の最後には、

「末の世の末の末まで我国はよろづの国にすぐれたる国」

という歌を記した。

こうしたナショナリズムの勃興がやがて建武中興へとつながっていくのである。

 このように日本民族は古代から平安朝そして中世と脈々と愛国心及びそれと一体のものとしての尊皇心を継承してきているのである。徳川時代の末に至りペリーの来航から明治維新の断行までの内憂外患大変革の時期は、その愛国心・日本ナショナリズムは火の如く燃え上がり、数々の和歌に表現された。

今日の政治家も変革・改革という言葉を連発しているが、危機を脱出するためには、単に政治体制の変革だけでなく、国民精神の革新・日本伝統精神の復興が行なわれなければならない。そしてその中核が、祖国への愛・至尊への恋闕の思いをうたいあげる和歌の復興なのである。

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