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2006年4月11日 (火)

千駄木庵日乗四月十日

終日在宅して、原稿執筆。

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真正保守派の中に未だに小沢一郎氏に期待する人がいるのはまことに困ったことである。彼は格別、尊皇精神が篤く、日本國體及び日本伝統精神の深い理解がある人とは思えない。森喜朗元総理が「日本は天皇を中心とした神の国」と言った時、「主権在民の憲法の精神に反する」と言って批判した。

第二次安保の時、父親の小沢佐重喜氏が安保特別委員長をしていたので、小沢家がデモ隊に襲われそうになったことがある。そのせいか、岸信介元総理・賀屋興宣元蔵相など戦後、戦勝国から「戦争犯罪人」とされた人々が政治家になった事を自著で批判した。

小沢氏は、九日、NHKの番組に出演し、靖国神社参拝について「天皇陛下にも行っていただきたい」と述べた。そのうえで戦争指導者が祀られていることについては「(極東軍事裁判での)A級戦犯という言葉は認めない。勝った国が勝手に裁判したからだ。しかし、日本国民に対して戦争を指導した大きな責任がある」とした。 小泉首相の靖国神社参拝問題については「小泉氏の(参拝で)は駄目だ」と批判した。その理由として、「俗にA級戦犯と言われる人たちは戦争で死んだわけではない。日本の国民に対し戦争を指導した大きな責任があり、本来靖国神社に祭られるべきではない」と、昭和殉難者の合祀に問題があると主張し、「戦争で亡くなった人たちの御霊を守る本来の靖国神社の姿にかえるべきだ」と述べた。

小沢氏の主張は根本的に間違っている。『東京裁判』とは正当なる裁判ではなく、戦争行為の継続であり、報復である。したがってそこで処刑された人々は立派な戦死者であり殉難者である。戦争で亡くなったのである。

昭和殉難者の靖国神社合祀と、いわゆる「戦争責任」とは別問題である。東條英機氏など昭和殉難者の方々は、戦争開始及び遂行にあたって、「責任」を問われる事をしたかもしれない。しかし、彼等は、最後は国の爲に命を捧げたことは事実である。靖国神社に祭られて当然である。

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