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2006年3月24日 (金)

千駄木庵日乗三月二十三日

午後は原稿執筆。

午後六時半より、青山の大東會館にて、『國體政治研究會』開催。

黒田秀高氏(伏見稲荷大社禰宜)が「皇室自立主義の法理─皇位は制度に非ずして靈統の繼承」と題して講演。

きわめて大事な問題ですので、「聞き書き」を書くのは遠慮させて頂きます。

                〇

わが國の文學史とりわけ和歌の歴史に於いて、最も偉大なる時代は、國家の変革期である。変革期においてこそ偉大なる和歌が生まれる。日本最高最大の歌集『萬葉集』は大化改新・白村江の戦い・壬申の乱・奈良遷都という激動・変革・建設の時代を背景として生まれた。

 在原業平に象徴される平安朝の和歌は、藤原氏の専横への抵抗から生まれて来たと言える。後鳥羽院の覇者・北條氏の武家政治に対する戦いの時代には『新古今和歌集』が生まれた。

 幕末維新の時代には、尊皇攘夷を目指した志士たちの詩歌は永遠不滅の光彩を放っている。さらに東洋の解放を目指した大いなる戦いであった大東亜戦争に殉じた将兵たちの辞世の歌は、万人をして慟哭せしめる不滅の価値を持つ。このように國家変革即ち維新と和歌は不可分である。

 それらの歌は、なべて日本國の精神を包み込んで表白し、それぞれの時代性と変革の状況において個性を以て表現されている。

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