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2006年3月 8日 (水)

千駄木庵日乗三月七日

午後は原稿執筆。

夕方、湯島天神参拝。御祭神は、天之手力雄命・菅原道真公。御創建は、雄略天皇二年(四五八)。

境内の梅園を散策。『菅家遺戒碑』を仰ぐ。國学者・大國隆正の筆で、菅公の精神を傳へる文章が刻されてゐる。

「凡そ神國一世無窮の玄妙なる者は、敢へて窺ひ知る可らず、漢土三代周孔の聖教を学ぶと雖も、革命の國風深く思慮を加ふ可き也」「凡そ國学の要とする所、論古今に渉り天人を究めんと欲すると雖も、其の和魂漢才に非ざるよりは其の閫奥を闞ふこと能はず」と刻まれてゐる。

難しい漢字が用いられてゐるが、「和魂漢才」を説いた言葉で、支那の学問や思想を学ぶことは大切だが、わが國體と相容れない思想・学問とりわけ革命思想はこれを受け容れるべきではないと説いてゐると思はれる。

大東塾の佐々木壽先生の御子息であられる神職の方に資料を頂いた。

菅原道真公は、今日学問の神様として多くの人々に崇敬されてゐる。ただし、菅公は、単に抜きん出た学者であられただけでなく、國風文化の復興興隆に力を注がれた偉大なる愛國者であり尊皇の人であられた。

湯島天神の境内は泉鏡花の小説『婦系図』の舞台ともなった。新派の舞台そのままの渡り廊下もある。

湯島天神は、根津権現・日暮里の諏方神社と共に、私宅に近い神社であるので、よくお参りさせて頂いてゐる。白梅は七分咲きであった。

帰宅後、原稿執筆。

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