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2006年2月22日 (水)

千駄木庵日乗二月二十一日

午後は原稿執筆。夜の講演の準備。

午後七時より、横浜市関内の神奈川中小企業センターにて、『安岡教学研究会』開催。村山實会長が挨拶。小生が「皇室典範改正と日本國體思想」と題して講演。

まことに大きなテーマを与へられましたが、誠心誠意話させて頂きました。

わが国は佛教と儒教を受容しました。この二つは、日本人の精神史を通して血となり肉となってゐると思ひます。明治維新の思想的原理の一つといはれる水戸学は儒教の影響を受けてゐますし、吉田松陰先生も西郷南洲先生も孟子など支那思想の影響を強く受けておられます。

外来文化や思想・宗教を受容しながら、日本の独自性を失はず、より洗練され高度なものとしさらには日本化したのです。本当に素晴らしいことだと思ひます。それはやはり、日本民族の中核精神・純粋なる伝統信仰が柔軟でありながら強靭であったためであると思ひます。

日本の伝統の継承者であり体現者が天皇・皇室であります。佛教も儒教も天皇・皇室を通してわが国に受容されたと言って良いと思ひます。外国思想・文化の「日本化」といふことが大事なのであります。

北畠親房卿は『神皇正統記』において、「応神天皇の御代より儒教ひろめられ、聖徳太子の御時より、釈教をさかりにし給ひし、これ皆権化の神聖(かみ)にましませば、天照大神の御心を受けて我國の道を広め深くし給なるべし」(巻一)と論じてゐる。

北畠親房卿は、わが國の天照大御神の神意を體して仮の姿を現はした神聖なる人によって説かれた教へが儒教・佛教であるとしてゐるのであります。

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