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2006年1月31日 (火)

千駄木庵日乗一月三十日

昼間は、月末であるがゆへにしなければならない雑務をこなしました。

夜は、原稿執筆。萬葉集講義の文章化です。

昨日の小生の講演を聞きに来て下さった石戸谷慎吉氏(海外情勢に詳しい方です)から次のやうなメールを頂きました。卓見であると思ひますので一部御紹介します。

                  ☆
回教はご存知のように一神教です。日本の天皇陛下のような現御神(アキツミカミ)持つことは、一神教である、回教の教義から不可能です。
回教では、神の子が権力など、全てを超越する「権威」として君臨する事が教義上不可能です。現御神(アキツミカミ)を持つことができず、むき出しの権力構造しか存在できません。これが回教徒の悲劇ではと思います。
日本の場合、天照大神より、万世一系の現御神(アキツミカミ)がおられる信仰国家であり、これが有史以来、日本人が悲惨な目に遭うことが比較的少なかった原因ではないかと最近思うようになりました。
日本人があるのは、また、日本という国があるのは、この現御神(アキツミカミ)であられる天皇陛下を持つことであると確信するようになりました。現御神(アキツミカミ)、歴聖一如は神話や伝説を超えた存在であり、現実そのものではないかと思います。
支那の諸王朝の皇帝は「天の子」であることを標榜しました。しかし、万世一系の「歴聖一如」を打ち立てる事が出来ませんでした。これが支那人民の悲劇ではないかと思います。宗教が無く、易姓革命の思想がある支那では、さしもの秦の始皇帝の意図もむなしく潰える必然にあったと思います。
将来の支那人民の悲劇はこの宗教が無いことと中華思想、それが含む易姓革命思想であると予感しています。これが支那人民を苦しめるだけでなく、人類と文明に対する脅威となると予感しています。
                     ☆
これに対して、私は、
「全く先生の御意見に同感でございます。
一神教の世界に現御神と天津日嗣がないといふ御高見大変勉強になりました。卓見であると思ひます。
ローマ法皇はまさにそれに近い存在とも思えますが、キリスト教社会すべてに「君臨」しているとはいへないやうですが如何でせうか。
お説の通り、シナ大陸の「中華思想」「拡張主義」「強いもの勝ちの覇権思想」がこれからのわが国・アジアそして世界にとってとてつもなく厄介な存在になりつつあります。
ともかく天皇国日本に生まれてきて良かったと思ひます。」
とご返事しましたところ、さらに次のやうなメールを頂きました。
                    ☆
「ローマ法王に対するご指摘はそのとうりだと思います。ただ、法王庁が現在の体制になるまでに、異端審問、宗教改革と日本人には想像を絶するほどの血が流された歴史があります。
大虐殺は支那の文化的伝統ですが、これは宗教が無いためだと言われます。しかし、支那以外では宗教が原因の大虐殺が一般的なのではないかと思います。外国人から見ると宗教があるような、また、無いような日本が大虐殺と言う文化的伝統を持たないが不思議なようです。「神道と言う宗教が厳然として存在するのに日本人が気がついていない。気がつかないので外国に説明できない状況」ではと思います。
1970年代によく、欧州人と一緒に欧州、中近東を旅行しました。土曜日に宿泊地に着きますと、カソリックの方が先ず聞くのはカトリック教会の場所でした。旅行中でも日曜日の午前中は宿泊地の教会に行く方が殆どでした。そんなわけで、何処に行ってもカソリックの教会が一つはあるのに気がつきました。
ただ、キリスト教徒でも、プロテスタントの方は日曜日の朝は、殆どホテルで寝ていました。この方達はローマ法王を権威として全く認めていませんでした。
1922年だと思いますが、トルコ議会がカリフ制度を廃止します。トルコ皇帝が権力と宗教上の権威を表面上は保持していました。オスマントルコはハシミテ家とは関係が無いので、本来は、カリフにはなれないのですが、一応の宗教的権威が確立されていたのではと思います。というのは、1973年にトルコ共和国成立50周年記念でトルコに行ったのですが、その直後にレバノンで会ったスンニ派回教徒のご老人は「当時、一番衝撃だったのはトルコ帝国の解体ではない、カリフ制の廃止を聞いた時だった」と言っていました。」

石戸谷氏の御論は大変勉強になりました。

神話時代からの信仰精神を生きた形で今日まで継承して来てゐる天皇國日本の國體は絶対に守りぬかねばならないと思ひます。また、言葉の真の意味で平和的な「日本天皇を祭祀主・現御神と仰ぐ日本傳統信仰」が世界平和の基になるのではないかと考へます。

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