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2005年10月29日 (土)

日誌十月二十八日

終日、読書と資料整理。

今は、旧約聖書を読んでゐます。天地創造やノアの箱舟の物語はとてもおもしろい。ただし、エホバの神はやはり愛の神ではなく裁きの神・呪ひの神です。人間の罪や神への裏切りを許さず、人類を滅ぼすやうなことまでします。しかし、キリストが出現して、愛の神となり、全ての人類を救済するといふことらしいのです。

また、創造神と創造物(人間も含まれる)は絶対的に隔絶した関係にあり、支配被支配の関係にあるやうです。これが天地自然の中に神がゐますといふ日本傳統信仰との違ひです。

私は中学生の頃に、日本聖書教会の「聖書」を読みましたが、今回は中央公論社の「世界の名著」の中の「聖書」を読んでゐます。解説者は内村鑑三の系統の前田護郎氏です。前田氏は解説で「スペイン、ポルトガル系のイエズィストによって行われた日本へのキリスト教の渡来は、政略軍略商略を基本とする植民地帝国主義の先鋒として大名に武器を与えて教勢拡張に資するなどの手段が繰返され、切支丹禁止令がしかれるに至った経緯も今日から見れば当然である」と論じてゐます。正論です。

内村鑑三系のキリスト者は、日本の傳統を破壊することなく、これと融合する姿勢があるやうです。「キリストの幕屋」はその典型です。

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